余震いまだ収まらず

朝方、ニュースを見ていたら"地震速報"のテロップが.福岡でまた余震、しかも今度は震度5強、かなり激しい揺れです。


 二十日朝発生した福岡沖地震の余震の影響で、福岡県で四人が重傷、三十人が軽傷を負った。佐賀県でも一人が重傷。福岡県内では民家など建物十四棟が破損した。また福岡市営地下鉄西鉄天神大牟田線JR九州などが運転を見合わせ、福岡都市高速九州自動車道が一時通行止めとなった。朝のラッシュと重なり、通勤通学の足が大幅に乱れたが、午後一時までにいずれも復旧した。
福岡県警によると、福岡市早良区室見で地震で倒れそうになった仏壇を手で押さえた女性(41)が左肩を骨折する重傷を負った。佐賀県伊万里市では女性(79)がベッドから降りる際に転倒して足を骨折。福岡県須恵町旅石のマンションでは棚の上の携帯用ガスバーナーが落下してガスボンベが爆発、夫婦が消火作業中に頭や腕などにやけどを負った。このほか、福岡市内を中心に倒れたたんすやテレビでけがをする人が相次いだ。
 福岡市西区宮ノ浦など五カ所でがけ崩れが起き、道路の損壊も三カ所に上った。福岡空港では国内線ターミナルの窓ガラス六枚が割れたり、ひびが入ったりした。
 福岡市早良区城西二丁目の特別養護老人ホームでエレベーターに女性職員が閉じこめられるなどエレベーターの事故が四件起きた。
 山陽新幹線では地震直後に停電が発生、博多―小倉間で一時運転を見合わせた。新幹線四十九本が運休するなど約二万一千人に影響が出た。博多発新大阪行こだま632号は同県久山町で緊急停車し、乗客約十人が約三時間にわたって閉じこめられた。在来線も一部が運行を見合わせ、長崎線などで八本が緊急停車、六百人以上が社員の誘導で線路づたいに最寄りの駅まで歩いた。
 西鉄天神大牟田線宮地岳線福岡市営地下鉄の全線が地震直後から一時運転を見合わせた。福岡都市高速道の全線と九州、長崎、大分各自動車道の一部も通行止めとなり、高速バスも一時運行を見合わせた。
とりあえず実家に電話をしてみますが、もちろん規制中。「けが人がでた病院」とかやってるんですけど、うわあ実家の500m範囲になんか固まっているんですけど。まじで心配です。ちなみに震度5強ってこんな感じ。

震度5強

  • 非常な恐怖を感じる。多くの人が、行動に支障を感じる。
  • 棚にある食器類、書棚の本の多くが落ちる。テレビが台から落ちることがある。タンスなど重い家具が倒れることがある。変形によりドアが開かなくなることがある。一部の戸が外れる。
  • 補強されていないブロック塀の多くが崩れる。据え付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。多くの墓石が倒れる。自動車の運転が困難となり、停止する車が多い。
  • 耐震性の低い住宅では、壁や柱がかなり破損したり、傾くものがある。
  • 耐震性の低い建物では、壁、梁(はり)、柱などに大きな亀裂が生じるものがある。耐震性の高い建物でも、壁などに亀裂が生じるものがある。
  • 家庭などにガスを供給するための導管、主要な水道管に被害が発生することがある。 [一部の地域でガス、水道の供給が停止することがある。]

今回の福岡の地震の特徴は、殆ど直下型で震源までの距離がすごい近いところです。俺の部屋の窓から震源地がみえるくらい、おかげで以前も書きましたがががっと一瞬大きく揺れるという感じ。その一瞬さえ過ぎればいいんですが、また思い出した頃に余震がやってきます。また相次ぐ余震、余震域も少しずつ近づいています。うわあ。

志賀島福岡市東区)の北部沿岸で二十日朝、最初に発生した震度5強地震は、福岡沖地震の余震域の南東端が震源とみられる。ただ、余震はその後、海の中道(同)と能古島(同市西区)の間の博多湾で続発。九州大地震火山観測研究センターは「福岡沖地震で崩れた断層の端の破壊が進み、余震域が南東方向にさらに五キロほど延びたとみられる」と話している。
(中略)
余震域が福岡市街地に近づくように博多湾に延びたことで、専門家から余震域の延長上に位置する警固断層への影響を危ぐする意見が相次いだ。
福岡に帰って実感したのですが、この地震の被害の大きい地域は100〜200m範囲の島状になって、点々と点在している感じです。アブルーシートばかりの集落があるかと思うと、そのすぐ隣では何もない感じ。いや実家もピンポイントでその島の中にあるんですが、さらにいっそうの被害が出てるんじゃないかと心配です。ちなみに俺の会社の出店している店でもガラスが割れたり、防炎垂幕が落下したりした模様。