もう、デジタルばっかりですから.


写真用フィルム、写真機材卸 近江屋写真用品株式会社 特別清算開始決定受ける 負債73億円
少し前だが、写真小物の近江屋写真用品も解散し、特別清算の手続きに入っている.一般の人にはなじみがないだろうが、写真を撮ってる人なら名前は聞いたことがある会社で、「ハンザ」のブランド名で写真小物を出している.小物、っていっても「現像バット」とか「写真用温度計」とか「イーゼル」とか「ネガケース」とか、そんなおおよそ一般受けしないものばかりだが.当然のごとく、デジタル全盛、銀塩写真市場自体が急速に衰退する中で、生き残ることが出来なかったもの.引き金を引いたのは特約店契約を結んでいた富士写真フィルム㈱が、特約契約を切ったことにあるみたいだが.
別にデジタルだからダメだ、とかはちっとも思わないんだけどね、俺もデジタルの一眼なんかちょっとほしいし.でもこうして昔から知ってた会社がなくなっていくのを見ると時代のながれっつうのか、そんなんを感じるねえ.

時代の流れ、といや、俺のいる会社もそうだね.いや、怖い怖い.
世の中の大枠ってのは変わらないんだけど、掬おうとする対象がすごい勢いで走ってゆくんだよね.