練45 その2

丁度5分前くらいに停留所についた。西武バスのバス停は、都バスの停留所からすこしはなれて歩道上にぽつんとある。バスを待つのもままならないスペースしかないが、20代くらいの女性が一人バスを待っている。後来るのは練馬行きと最終の目白止だけの筈だが。




池袋駅前の西武百貨店乗り場。道端の屋根もない邪険な扱い。
新宿から[宿20 西武百貨店]行きの中型バスが到着(KC-RM211GSN)、ひと時の間をおいてLED表示が[練45 目白駅 練馬駅]の表示に変わってドアが開く。おお、女の子乗った・・・・
使う人いるんだ、このバス・・・
思わずびっくりして写真撮り忘れたよ_| ̄|○

ま、乗ってみるといたって普通のバスなんだが。


乗客2人。
やがて時間が来て、普通にドアが閉まり、放送が流れて発車する。乗客2人だけのバスに都内で乗る、というのも妙なものだ。あと音楽大学から目白駅前の数分、おばちゃんが一人乗ったが、きっと都営バスでもなんでもよかったんだろう、急いだ様子で降りていった。
 その後は・・・誰も乗らない。こんな「免許維持」系統にありがちだが、誰もその存在なんて知らないだろう。バス停は大体都バスと共用してる様だが、ところどころ歩道上にぽつんと立ってたりするが、誰も待っている訳もない。バスの方もそれに応じるように飛ばす飛ばす、停留所に寄る素振りすら見せない。
途中の南長崎で女の子は降りてった。このバス停に止まるのは1日にこの1本きりなんだが、なんと器用に使うんだろう。偶然見つけたのだろうか。
そこから先は他に乗客もなく、案内放送が次々と流れるだけの車内になった。普段は無人、乗務員にとっては普段回送のところとんだ乗客がいて迷惑な限りで本当に申し訳ない。
やがてちょっと狭い道に入ってぐるっと駅のロータリーに入って、終点になった。ここまで約20分。

おお、[終バス]表示・・・
あっという間にバスは走り去っていった
てっきりバスはこのまま回送で車庫まで帰るのかと思ったが、南田中車庫行の営業で帰るらしい。
ぶらぶらと歩いて戻ってみると、道端にバス停があった。

豊玉上2丁目
本当に一日一本しかこない、単独バス停。
不思議な路線もあるもんだ。元は[宿20]のための免許維持路線なんだろうけど、実際には[宿20]に入る車両の入出庫で他にもバスは走っているはずだ。この一往復だけ、なぜ客扱いをしてるんかしら。