サイバラ茸（３） 西原理恵子

丁度エロマンガとかに興味を持ち出すころだから中学生のころかいな、もう20年近く前だな。そのころサイバラの漫画に始めて出会った。そう、そんなマンガでな。どこでなんでだったかはもう忘れた:-)
そのころから絵はあんまり変わってない、相変わらず下書きのなさそうな、サインペンでががっと描いた様な線と写植でもない手書きそのままのセリフ文字を読み続けて20年、いつのまにかこの人結婚して離婚して、漫画賞とって映画化されて、ギャンブル中毒で・・・といろいろあった（筈）。
大体この人の描くネタの7割くらいはどうでもいい自分のことだったり、突撃破滅型のレポート記事だったりするんだが、ふとしたコネタとか回想モノとか、そんなせかせかした時間の中にゆったりとした時間が流れている部分があって読み続けてまあ20年。

• サイバラ茸（３）(ISBN:4062124807)

まあ基本的にいろんな連載とかのカット漫画の寄せ集めだが、そういうどうでもいい本まで作ってしまうあたりがこの人のしたたかさなんだろう。知ってはいたけど見事に買わされましたわ。というわけで中身はまあどうでもええかな。