格安ツアーバス乗車体験記

sa-502004-09-25

さて、そういうわけで今週も先週に引き続き京都に行ってきた訳だが、悲しいかな今回は格安のツアーバスだ。おかしいなあ、社会人になったら銀河で総会にいけるはずだったんだが全然その気配がない。
アーバスの詳細については、このページ(SWAのWebページ>交通費節約のヒント>東京・大阪間のツアーバス)が詳しい。
集合は新宿駅東口の大通り、八十二銀行の前だった。ぽつぽつ歩いていくと、夜中なのにすごい人だかりだ。200人くらい入るかな、端っこの歩道に普通の事務机が2つ並んでて、バイトと思しき子がなんかやっている。スキーバスの受付とまったく一緒だ。壁には「オリオンツアー」の紙が貼ってあるのだが、俺のメールのコピーは「西日本ツアー」になっている。はて他にあるのか?とも思ったが、聞いてみるとまったく問題なく受付終了。どうも大手のオリオンツアーがバスを運行していて、それを中小に卸しているらしい。旅行会社によってツアー名もばらばらなので注意すること。
 さて、道路上には10台くらいバスが並び、待っていると次々と新たに到着しては出て行く。歩道上には、バスに客が乗っては新たな客が現れるの繰り返しで常時100人程度の人が溜まっている。道交法的にはかなりグレーなんじゃないかなあコレ。ちなみにバスの号数を受付で聞いた後、人ごみの真ん中にあるホワイトボードで指定された号車のバスを自力で見つけて乗車する、というシステムになっていた。指定されたのは11号車、奈良交通
金額によってバスのグレードに差をつけているのがツアーバスの特徴だ。今回の一番安いグレードだと、「12列・トイレ等無し」の汎用車がほぼ確実にやってくる。シートピッチは約80センチ、飛行機のエコノミークラスとほぼ一緒だな。ちょっとリクライニングを倒されると確実に膝がつく。毛布などの付随サービスは一切無し。そこからグレードを上げていくと、3列シートになったりトイレがついたりするのだが、見てて面白いのはソレにつれて聞いたことのないバス会社になって、車齢が上昇していくこと。徹底したコストダウンがツアーバスを支えている。最上級にはジパング(旧中央観光バス)と西日本観光バスのこれ(さとるさんの”観光バスのページ”>大阪編2)がいた。
乗車体験記とは言いながら、乗ってしまえばあとは走るだけだ。2人乗務で約3時間おきに何回か休憩を取って走っていく。朝6時半くらいに京都駅八条口に到着。
正直言って、やっぱり値段相応だなあというのが感想。さすがに12列車で寝るのはかなりきついし、汎用車なのでカーテンが薄く、運転席とを隔てるカーテンもないので車内がやたらと明るい。休憩の度に室内灯全点灯されるので、結局目が覚めるんだよな。ご利用の際はご留意のほどを。あと夏でも上着化ひざ掛けがあったほうがいいかと。