岐阜市って

高架駅になった岐阜駅に降り立ったのは初めてだったんだが、下りてちとびっくり。
いや、なんもない。駅前には普通にバスターミナルがあったりするんだが、そこにあるのはベンチだけ、しかもそこに到達するのにたっぷり300メートルほど、何もないところを歩いていかなくちゃいけない。周りは工事用の塀に囲まれてたり、駅前にぽつんと木が生えてたり、駅の前の道路を渡る道はすべて閉鎖されてたり、本当にまだ工事中って感じ。
駅前のビルはなんか工事中でどれも解体中だし、で、視線を移すとはじっこに巨大な郵貯会館が聳え立ってたり・・・・いったい何なんだ?この駅。
駅前には一応商店街のようなものが広がってるんだが、これがまた見事にシャッター商店街。ていうか一軒も空いてない訳で、どうやら「繊維問屋街」らしいんだが・・・・これまた完全なゴーストタウンになっていた。ちょっとシャッターが空いている店があったので覗いてみたらただの自転車置き場になってたり、10分ほどうろうろしたが、開いていた商店は一軒だけ、昔からここでスーツを売ってそうなおじいさんが所在なげに格安スーツを売っていたのが象徴的だったな。

確かに日曜日だから問屋街はしまっている、というのはあるかもしれないんだが、それにしても県庁所在地の駅降りたらいきなり繊維街、というのもいまとなっては良く分からない。全然メリットなさそう・・・


岐阜市ファッション産業活性化室が二〇〇三(平成十五)年五月に行った調査によると、問屋町の空き店舗数は東部地区八十、中部地区六十二、西部地区百七。空き店舗率は31・5%(前年26・6%)にも上った。今年六月に実施した調査結果は集計中だが、「再開発計画が進んでおり、町の風景も変わりつつある。繊維産業自体が先細りしている感じ」と市担当者は話す。
うん・・・やっぱり。なんか全体に活気がない。人が住んでる気配がない。岐阜市のページなんかみるとけっこうきれいそうなんだけど・・・写ってる人少なくない?やっぱりこの写真は単なる広報写真に過ぎないんじゃない?と疑いたくなる。

しばらく歩くと、新岐阜あたりに出た。どうやらこの辺が岐阜市の中心らしく、VIVRE、パルコ、LOFTと一通り店が店が揃ってるが、なんか他にないというか奥行きがないような感じ。自然に人が集まってくる・・・ほど魅力はないような気がするが?
岐阜市中京都市圏でありながら、人口は減少傾向だとか。なんか新しい街のあり方に迷ってるような感じ。