飯山線という田舎で。

長野と新潟を結ぶ飯山線、つう山深い田舎を走るローカル線がある。沿線はまあ只見線とか磐越線とかみたいにすんごい田舎というわけではないのだが、沿線には目立った町もなく、流通の幹線からは完全に取り残されていて静かな風景が広がっているところだ。で、そんなところにDD16という小さな機関車が牽引する客車列車が走るというので、友人に連れて行ってもらった。
都内を夜10時過ぎに出て、あっという間に関越に乗る。そのままびゅんびゅん風が吹く中を一路北上、気がつくと国境のトンネルを抜けて、高速降りてさらに田舎道をすっ飛んで・・・夜2時くらいには現地着。いやけっこう東京から近いんだな。雪降ってるけど。
朝からごそごそと飯山線沿いを東に西に。今日は天気が悪くて、山の上のほうなんか真っ白なんだけど、それがまたしっとりしていて忘れられたような光景を見せてくれる。さわやかとはお世辞にもいえない、じっとりとした陰鬱とも言える天気なんだけど、そのなかに新緑がひっそりとただずんでいて、上へ上へ・・・