篠原資明・百人一滝(ひゃくにんひとだき)展in京阪80形

なんで京津線に乗ったかといえば、俺の頭の中では「京津線の車庫」=四宮、と自動変換されて 間違っていっちゃった・゜・(ノД`)・゜・。ということはさておき。


かつて京阪電鉄三条−四宮を走っていた路面電車、あの懐かしの京阪電鉄80形の5ヶ月ぶりの車輌公開に併せて「篠原資明・百人一滝(ひゃくにんひとだき)展―を開催します

この催しは、美術評論家にして詩人・哲学者・美学者の篠原資明による超絶短詩集『百人一滝』(七月堂)に基づきます超絶短詩に編み分けられた『百人一首』をお楽しみ下さい
会場の82号車輌内部は、篠原の提唱するまぶさび道を象徴する、視覚的にも面白い展示となるはずです
超絶短詩の解説をご覧になりたい方は是非、篠原運営サイト「まぶさび庵」をご覧下さい

保存してある電車の中を利用した個展、といった面持、なのだが、詩はフィルムでつり革の支持パイプから吊り下げられて、まるで車内広告の面持ちです。ぼんやりといすに座ったまま詩を読んでいると、なんか時を越えた浮遊感に教われたりするわけで、けっこう面白いものでした。短詩は好き好き、といったところかもしれませんが、それ以来間投詞が気になる俺。
ちょうど先生もこられてましたが、NPOの方と話をされていて直接お話は出来ず、 でも大変興味深い話、仏教の話とか言語論とかを聞かせてもらったり。 座って作品をゆっくり見れる、というのもなかなかいいね。
やっぱりなにかの形で生き続けるというのは美しいものだね。保存車両もおもったよりずっときれいで、制服の社員さんが懐かしげに乗務員窓を落としてあそんでました。
めずらしいことに、この保存車両の維持は実際にNPOで活動されているようだが、ちょうど代表者の方が折られたのでちょっと話でも。資金的には 持ち出しの段階だとのことで、やっぱりそうなんだろうな、という感想を抱きました。鉄ヲタ以外にはどの程度この保存が認知されているのかというと はなはだ疑問なんだが、なんかできることがあるかなあ、と、とりあえずなんかやってみるというのは 大変尊いわけで、京阪の大津支所自体どうなるのか不透明な部分があるのだが、なんとか末永く
やっていってくださいね。応援しています。