新春初売り

2日といえば新春初売り。郊外型のSCやスーパーの多くは当然のように元日から開いているので、正直百貨店ももう元日からあいているもんだとちょっと思っていた。


 九州の百貨店業界で本格的な「元日初売り」が始まる。日本百貨店協会が18日発表した2010年初売り日調査によると、井筒屋の本店、コレット、黒崎店(いずれも北九州市)、くまもと阪神熊本市)、トキハわさだ店(大分市)の計5店が来年1月1日から営業する。地方経済が低迷する中、各店とも「売り上げの先取り」を狙う。
 九州の百貨店の初売りは1月2日が通例。同協会には23店が加盟するが、09年に閉店した久留米井筒屋(福岡県久留米市)の閉店セールなどを除き、通常営業での元日初売りは初めて。(中略)
 調査では、元日初売りを行うのは全国29店。09年より5店増えたが、この5店はすべて九州の百貨店だった。九州百貨店協会の大山浩事務局長は「井筒屋が先行して元日営業を発表し、他社が追随した形。博多阪急の開業で競争が激化する11年はさらに増えるだろう」とみる。
そうねえ、2日から開いているのが百貨店、特別なお買い物は2日から。元旦に開いているのは生活のにおいがするスーパーとかコンビニだけだよねえ、とかいう区分けができていたんだが、今は時間つぶしの買い物といえば百貨店よりもSCだもんな。元日から世間は動いている、もうすっかりそんなイメージを定着させてしまった。それを追いかけて元日営業に踏み切るのが上記の百貨店、というのも象徴的だ。

でも、やっぱり初売りというと今でも2日からのイメージだ。

父親の見舞いから親戚の所に向かい、帰りがけに寄ったのは福岡市内のショッピングモール、マリノア。あまり観光客は多くないのだが、今日は県外ナンバーも目立つ。

ま、ワンコときたのでちょっと見るだけ。

15時過ぎ、駐車場に向かって両方向から1キロ前後の渋滞になっている様子。ぞろぞろと道を人が歩いていたが、どうやら数百メートル向こうのホームセンターに車を止めて歩いてきた人が多数いる様子。となりの公園のコインパーキングなんか、空車だらけだったが。もうちょっと公園を運営する市町村もPRすればいいのにねえ。

そんなこんなで、初売りはチラ見程度。アウトレットモールなのに、帰っていく人をみているとほとんどショップの袋を持っていない、もっても1、2個程度なのに、ああ、景気はまだ悪いんだなあと改めて実感する。