既視感のあるJALの話

最近ずっと出ているJALの経営再建の話。なんで今頃出てきたんだっけなあ、と思うとともに、なんだかどっかで見た会社の経営再建とそっくりだなあ、とこのあとの展開がちょっと読めてアレだ。

さてそれはそうと、福岡松本線撤退の話も。


 現在、松本空港には日航グループ「日本エアコミューター」の新千歳、大阪、福岡便だけが就航しており、撤退が決まれば空港の存続問題にかかわる可能性もある。
 日航の説明に対し、長野県の村井仁知事は「到底承服できるものではない」としており、15日に日航本社を訪れ、路線存続を要望する。
 地元松本市の菅谷昭市長も「地域経済や観光に与える影響は多大だ」として、県と協調して路線存続に向けた取り組みを行うという。
何度となく撤退の話があった(そして撤退もしている)福岡〜松本線の話がまた出てきた。直行便で1時間半だが、隔日運行で週3日、そして真昼間の運行時間と使う機会があまりになく、正直使ったことがあるという人を見たことがない。直行便がない日は大阪乗換だが、そうなると3時間ほどかかるということで、新幹線〜中央本線との差異を比べると、1回は使ってみたいがなくても困らない、というのがこの路線のような気がする。輸送人数だって月1000人ちょっとだ。

そう考えると、地域経済に与える影響ってどうなの?とかふと考えてしまう。長野県としては目玉として持っていたいものなんだろうけれどもねえ。

便数の復元を前提として「復元してないから評価しない」というのもどうかと。収支は見つけきらなかったが、なんだか明るそうな気がしない。空港が要らない、とは言わないが、ローコストで定期便のない運用、という前提はないのかしら。