田川後藤寺・後藤寺商店街
という訳で、田川市の中心のひとつ、後藤寺の街へ出てきました。駅前は昔からの商店街といった風情、錆色をしたアーケードが続いています。
突き当たりのビルに書かれた黄色と青色の鳥は「ひよこ」の店舗の看板。そもそも「炭鉱労働者には甘いものがよく売れた」ということで、筑豊発祥のお菓子のひとつなんですが、こういうところで見るとなんだか場違いな感じすら。でも、その3軒先には「千鳥饅頭」の千鳥屋、やっぱりここは筑豊です。
駅前の3件連続の「大衆食堂」の看板。三井田川鉱業所の閉山は1964年、それまでは筑豊最大の炭都だった田川、この食堂もにぎわっていたのでしょう。そこから徒歩1分でアーケードに出会います。
本町銀天街。
店休日の店も多く、普段どれくらいの人出なのかはわかるすべもありませんが、今日は人出もまばら。商店街内には大型スーパーもあったようですが、閉店してずいぶん時間がたっている様子です。
商店街の途中から横を見ると、遠くのほうには香春岳が。街の形が変わっていく以上、商店街の形もかわっていかないといけないのでしょうが、そうは行かないんでしょうねえ。