古いビルと古いもの

さて、昨日の続き。久しぶりに休みの日に街まで出てきたのは、こんな催しが開かれていたからです。

古いもの、古そうなものを取り扱っておられる雑貨店さんなどが、博多は川端商店街近くの築50年のビル「冷泉荘」に出店されるというイベントの様です。冷泉荘、は築51年になる鉄筋コンクリート作り、公団タイプにこれもなるんでしょうかね、民間のアパートです。今年の春まで3年間のリノベーションプロジェクトが行われていたんですが、結局そっちも見に行かずじまい。

さて、この「古いもの市」結構物欲先生が出てきそうな、なんともいえない味のある「古いもの」ばかりでだったんですが、営業中のお店なんで写真はなし。
冷泉荘の外観はこんな感じ。

建物のすぐ前面も路地、といってよさそうな、普通自動車でぎりな小道、横で山笠の何かをやっていました。路地で、階段の踊り場で、住んでいる人たちの世間話とかいろんな出来事が起こっていたんだろうなあ、と思わせる建物です。



各部屋リノベーション中、いや空き部屋・・・なのかいな。福岡にはこういう場が少ないと聞いたことがありますが、どうしてなんでしょうか。

リノベーション中、といっても、大きく変わっているわけではありません。そしてその各部屋に雑貨屋が入店しているというのが今日のイベントでした。この古い建物と折り合いをつけていく、感が気持ちいいです。

さてこっちは第二会場の石井ビル。

天神から数分、幹線道路の国体通りに面していますが、奥に細く伸びていてひっそりとした団地の様な建物です。


階段が分岐して、ちょっと複雑な構成。住居として使われている部屋、小さな店舗やアトリエとして使われている部屋が混在しているようで、不思議な空間。ただ、あんまり人のにおいがしないような気がします。常時住んでいる人というのはあんまりいないのかしらん。

何部屋かがモデルルームとして公開されていました。


見下ろすと、そこにはトマソン