再開発中の福間駅で


ということで、通勤通学の時間帯の福間駅から。
さすがにこの時間は続々と人が駆け込んできます。車での送迎が多いのはやっぱり地方どこでも一緒ですね、狭い駅前の停車スペースに列ができています。でも、町並みはまだ眠っているようにひっそりしているのも地方どこでも一緒といえば一緒。住んでもやっぱり「寝に帰りに行く場所」のようになっちゃうのかなあ。

福間駅一帯は対象面積107haに及ぶ福間駅土地区画整理事業が進行しており、駅裏に広がっていた水田はすっかり姿を消しました。で、再開発の真っ最中です。国道3号線沿線にはイオンモールが進出する(「(仮称)イオンモール福津の出店について(pdf)」:イオンモール)とかなんとか、こういうニュースが出てくるのもお約束・・・という印象も、というのは言い過ぎなんでしょうか。たしかに郊外のきれいに整地された住宅地、そこに新しい大きな商業施設、便利できれいだろうなあ、とは思うんですが、それが望まれているのか、ということについてはちょっと疑問に思います。市民ではないのでなんともいえないんですけれども、新しい市民を取り込む起爆剤にはなるかもしれませんが、従前の市のインフラをどう維持しようとしているのか、このことは日本全国どこでもいえるんでしょうけれどもね。投資的には一新してしまったほうがいいのはわかるんだけれども。

話が飛びましたね、で、この福間駅も再開発で橋上駅舎になるんだそうで、隣接したもと駐輪場などで建設工事が行われています。現在の駅舎は、築時期不詳だそうですが、木造のゆったりした建物。屋根も瓦葺からスレートへ、壁もサイディングで覆われていますがもともと味のある建物だと思うんですけれどもね。記憶を辿ると幼少時代に見たころは、今のコンビニがあるあたりに窓口が並び、奥の駅事務所が見えたと記憶しています。こういう駅舎が姿を消すのは惜しい、と思うんですけれどもね。ほかにも明治時代の跨線橋とかね。

どうも、福岡の人って、高度経済成長期の東京張りに古いものを残したがらないような気がします。残念、残念すぎません?