あけぼの商店街で曙を

そういえばしばらく前に、新聞の記事で久留米のあけぼの商店街が集客のイベントとしてプロレス興行をするんだ、という記事を読んだ記憶はあったのですが、すっかり忘れていました。来週の土曜日なんだそうで。ただ、それ以来福岡に住んでいると特に情報が入ってこず、どういう状況なのかはわからないんですが、チケットの売れ行きも芳しくないんでしょうかね。


 (前略)原人と商店街の異例のタッグチームが結成されたのは4カ月前。
 約10年ぶりに里帰りしたつぼ原人が街の姿に驚き、同級生がいるあけぼの商店街へ企画を持ち込んだ。老舗百貨店の閉店が迫り、「おもしろい話題を」と、偶然プロレスを検討していた商店街。1時間後には会場の予約を終えていた。 「原人によるプロレス企画は史上初」という。1946年に誕生した同商店街としても初の試み。本業の合間に元横綱・曙の参戦手配など手弁当で企画を煮詰めてきた。
 7日夜、街宣を終えたつぼ原人は、あけぼの商店街の事務所で、ちょっと物思いにふけった。多くは語らないが20年前、この商店街を襲った火災で級友を亡くした。「あいつのため、というわけでもないけど。街がだめになるのは寂しい」。1日を振り返り、つぼ原人が感じたのは「人が来たくなるような仕掛けが街にないよね」。
 火災を乗り越え、不況にも負けず、自力でにぎわいづくりを進める商店街と原人が仕掛けるプロレスはそのきっかけづくりの1つ‐。
 けれど現実は甘くない。開催まで10日を切ったが、チケットは売れ残り、スタッフも不足気味…。原人と商店街の挑戦は、試合開始のゴングが鳴るまで続く。
久留米といえば個人的には高校時代を過ごした街、久しぶりに行くと20年間の間に街のハードはそのまま残っているのに、人通りだけが消えていて驚く・・・というか、昔はどうだったのかなあ、とか逆に思い出せないのです。特に何がなくなったわけではない、単に街に行く動機、というか必要性がなくなったから行かない、ただそれだけなんですよねえ。
 ただ、街の真ん中で生計を立てていた人たちにはそれは死活問題で、じゃあ街に行く動機というのをつくっていくしかないんだ、というのがこういうイベントなんでしょうかね、そんな中で「あけぼの商店街だから曙・・・」という単純さ、個人的には大好きです。

商店街の公式ページには九スポのような広告があったり、なんだか盛り上がっているようなんですが、確かに近くに住んでいて目に触れた人にしか伝わっていないような気もします。人通りが多いところならまだしも、もともと人通りが少ないというのが問題になっている商店街なんですから、確かにこの方法だとチケットをさばく、というのは難しいのかもしれませんねえ。マスコミのかたがたが記事にできそうなネタだと思うんですが、ほとんど記事になっていないように感じるのはなぜでしょう?曙、って、K-1から引退したあたりまでしかしらないんですが、結構すごいこと・・・のような気がするんですけれども。
プロレスには特に詳しいわけではありません。でも、こういう楽しもう、というイベントは好きです。できたら、来週は久留米に行ってみたいと思っています。ええ。