羽犬塚宿場の市

朝から県南の羽犬塚へ。羽犬塚の商店街では、毎月小さな「宿場の市」という名のイベントが行われており、ちょっと立ち寄り。会場は商店街の中の空き店舗(以前は家具屋だったとか)の「羽犬塚ふれあい広場」。こういうのをコミュニティ施設、というのかな。ただ正直そんなに立派な建物ではなく、国道からもわかりづらいのであやうく行き過ぎそうに。

10張りほどのテントが並んで、下で出店が出ている。

いきなりちょっとあんまりな値段設定に買い込んでみたり。ほうれんそう1把40円というのはちょっとね、だと思うんだけれども。

てんぷらやさん。九州のてんぷらっておいしいですよね。要はさつまあげ(ちょっと違うけど)。

羽犬塚名物「筑後フライングドッグ」・・・だそうで。


(略)フライングドッグ作りは、青年部会が“ご当地グルメ”として育てようと発案した。市内には「羽犬伝説」が残っており、羽犬塚の地名の由来とされる。伝説には諸説あるが、一つは豊臣秀吉九州征伐の際、この地にいた羽を持つどう猛な犬を退治し、塚を作って弔ったと伝えられる。
 まつりには、市内の焼き肉、たこ焼き、パンなど計10店舗がそれぞれ、オリジナルのフライングドッグを出品する。このうち、同市熊野の料亭・こがね荘は、代表で青年部会長の田中洋さん(45)が「角煮とナシ」「ナシ入りカツカレー」「野菜とカツ」の3種類を試作した。
特に地元の食材を使っていれば決まりというのはないらしい。いやうまかったですよ。

昼から豆まきが始まった。狭い会場なので50人も人が居れば大混雑だ。
商店街のお祭りなんだが、聞いてると「初めてきてみた」とか「車で通りかかって」とかいう人、自転車で来た家族連れ、子供の手を引いてきたおばあちゃんなど様々だが、そのほとんどが小さな子供づれだった。この羽犬塚商店街、以前も書いたが南北に国道沿いに長く伸びるロードサイト型の商店街で、おそらく地元の人でも商店街、という認識はほとんどないだろう。というか商店街、という形じゃなく、そこでお祭りをやっても確かに商店の売り上げにはつながらないよなあ、とかはどうしても思ってしまう。でも、これだけ子供という軸で普段来ないであろう人を集められるんだから、そういう役割って必要という整理もあるのかなあ、とかも思うのだ。少なくとも、儲けはなかなか出なくても人が集まってもらえる、というのがうれしい、という話を伺ったりして、そういう想いは大切だよなあ、とか。