という訳での旅立ち

正月休み前半は既出の通り、大掃除、実家の手伝い、そして正月行事でどたばたで終わってしまったが、少しは正月らしいことをと南へ。高速道路の深夜割引についての時間を勘違いしていたのでゆっくりしていたが、元旦の22時過ぎ出立。ただし、九州道に入ったところ本州方面へは雪で通行止との表示。危なかった…というか、この先凍結していないかかなり不安だったり。
しかし、元日の高速道路はすいている。いくばくもいかず、基山PA車中泊

何故か、会社の中で(多分今の会社だ)Solarisワークステーションを使いながら熱く語る初夢。謎だ…


で、2日。日が出た頃おきだして南へ。熊本を過ぎ松橋あたりでは快晴、春のような陽気で斜面のみかんが輝いて見える。穏やかな正月だ。三角駅近くで三角線のキハ31と並走、大変雰囲気がいい。

天草は大学在学中に自転車で走ったきりだが、何故かその時の記憶が殆どない。新鮮な感じで海を臨みつつ南へ。ただ、時間がなく通過するだけだったのが惜しまれる。

キリスト教関係、道路関係、そして三角線と見るべきものがいくらでもありそうな感じ。観光資源としては大変魅力的だが、なんといっても日本の端っこにあるためにアクセスが不便だし訪れる人も少ないのが現状だろう(それがよさでもあるんだろうけれども)。熊本からは天草五橋でアクセスできるが鹿児島へ抜けようとするとたいしたことのない距離なんだけれども、フェリーも結構本数は少なく船も小さめで、人口流動が小さいというのが見て取れる。確かに橋でもかければ変わるのかもしれないが、でも今のままでどうするのか、というほうが現実的だろうなあ。フェリーも赤字路線で運営は厳しいようだ。

3分差でフェリーに間に合った。おおっ…

ちなみに出立の前に調べてみたんだが、このあたりほかにもロザリオラインなど複数の航路が出ているんだが一覧できる情報というのもなかなかなく、結局ネットでは全貌はつかめなかった。乗船券の共通クーポンとかそういう思索はできないかなあ?

上陸するとそこは鹿児島県。鶴を見たり(こんなにうじゃうじゃいるとは思わなかった)しつつ出水市に投宿。小さな平屋の住宅を貸切るスタイルをとっている宿、建物は2棟のみなので、一日の定員は2組。建築事務所の方がやられている宿らしく、気兼ねなく使えてよかった。宿自体は市の中心部からちょっとはなれた古い住宅街、味のあるバス路線がありそうだが、残念ながら正月全休だった。