MUFGのシステム統合の話

まあここまで急速に「景気が失速した」と実感した例はついぞないような気がする急速な落ち込みっぷりなんだが、そういえば去年の夏くらいに、会社のボスで某赤い商社の人たちが「サブプライムなんて本当に怖いのはこれからだよねえ、多分メリルくらいは吹っ飛ぶだろうし、国内でもこれから信じられないような局面になるはずなんだけれどもねえ」とか話していて話を聞かせてもらったのを思い出して、うわあ…と先行きが暗くなる今日この頃。

関係ないが、MUFGのシステム統合の話。

みずほなどがシステムトラブルを起こした前例もあることから大変に慎重に統合をしているようで、そういえばうちにもはがきが来ていたなあ、とか思い出した。


しかし、旧UFJ店の行員には不満が強い。最先端と評価されていたUFJのシステムに比べ、新システムは「十年遅れている」(40代の行員)との声も出ている。ある支店では、新システムが稼動してから顧客の待ち時間が大幅に伸びた。資産運用などの相談業務で、顧客の要件を聞いてから取引が完了するまでの「処理時間」は最大2時間程度であったが、今は3時間を超えることもある。「取引が終わったら顧客はぐったり。保険商品などを紹介しようとしても聞いてもらえない」(支店長)
 閉店後、現金と伝票上の数字が一致しているか確認する作業も時間がかかるようになり「以前は十数分で確認できたのに、今は一時間以上かかる」(同)という。
救済合併とはそういうもの、といってしまえばそれまでだし、UFJ銀行でも東海・三和統合の頃の話とかまでさかのぼるともういろいろありすぎるくらいあるんだが、システムが退化してしまうというのはやりきれないだろうなあ、と同情すると共に[顧客満足」という目標を追求した場合どういう解決があるのかなあ、と考えてしまったり。

ま、福岡は某地銀が世界で一番えらいところだからもうどうでもいいといえばいいんだけれども。