河内貯水池

下関のあとは北九州、ということで、下関から北九州の都市高速に乗り継ぐ。
八幡あたりでおり、ちょっと山奥にいくと河内貯水池がある。北九州ってこんなに山が迫っていたんだなあ、っと


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上記リンクの通り、第一次世界大戦勃発による鉄鋼需要の高まりに答える形で官営八幡製鉄所の水源としてできた池で、今でも八幡製鉄所が100%利水権を持つ民間のダムということ。


官営製鐵所は「殖産振興、富国強兵」の原動力であり、わが国の軍需産業の基幹工場として潤沢な資金が割り当てられた。この資金力を背景に、沼田尚徳は「土木は悠久の記念碑」というヨーロッパ思想を汲んで、意匠を凝らしたヨーロッパ趣味な構造物を芸術作品よろしく築いた。ただ、あまりに美観にこだわるものだから、現地視察に来た当時の会計検査院の役人に「贅沢すぎる」と叱責されたそうだ
施設の概要は上記GaZoneさんに詳しい。なるほどそういうわけで、ということで、これまでぜんぜん知らなかっただけに一度ゆっくり来たいところだ。

さらに山のほうに10分ほどいくと民間の河内藤園がある。民間の藤園で、春は有名らしく、見ごろで入園料が300円から1000円の間で上下するそうな。紅葉もきれいなんだが、ちょっと時期が早かったようだ。