福岡景気の悪い話

まだ引っ張る日曜日の話。上川端商店街から徒歩3分、旧玉屋跡に建つ商業ビル「gate's(ゲイツ)」へ。

確か去年の今頃だったか、この会社の試験を受けに来たときに帰りがけに寄って以来だ。そのときは、


 日本中央競馬会(JRA)は5日、福岡市博多区中洲3丁目の複合商業施設「ゲイツ」内に、12月1日に場外馬券発売所「エクセル博多」を開設することを明らかにした。座席数は568で入場は有料。入場が有料の「エクセル」の単独施設としては、全国で3カ所目、西日本地区では初めての設置となる。
 JRAによると、設置場所はゲイツの4階で床面積は2460平方メートル。土日中心の中央競馬開催日に営業する。入場料(土曜1500円、日曜・祝日2000円、特定のG1レース開催日は3000円)を支払わないと、馬券を購入できない。年間売り上げは約41億円を見込んでいるという。
 ゲイツは老舗百貨店「福岡玉屋」跡地に建設され、2006年3月に開業。当初はテナント集めに苦戦したが、今回のオープンで各階に商業施設がそろうことになる。
 場外馬券場設置には(1)地元の同意(2)所轄警察署の承認(3)農相の承認‐が必要とされ、中洲地区の飲食店でつくる「中洲町連合会」は昨年8月、JRAの設置要請への協力を決議。地元説明会などを経て同連合会定期総会で承認され、地元の同意をJRAに伝えた。5日に農相の設置承認を受け、手続きが完了した。
 JRAの林建之ウインズ事業推進担当理事は「交通の便も良い中洲で、幅広いファン層に競馬の魅力と感動を味わってもらいたい」とコメント。中洲町連合会の川原雅康専務理事は「中洲の街がこれで勢いづく。街全体の活性化の動きにつなげていきたい」
と語った。

確かこういう状況で、空きフロアが工事に向けて閉鎖されていた状況だったと思う。ただただ閑散としていたのだが。
で、行って見た。


菊花賞の当日で、JRAのフロアは満員。いやあ、よかったねえ。
ただそのほかのフロアは益々状況は悪化している様で、地下のスーパーは撤退、11フロアのうち3フロアは閉鎖、そのほかも開きスペースだらけ、という悲惨な状況。

まあ、vcドメイン(セントビンセントグレナディーン)はどうなの?というのは脇においておいて。
タイトルはいきなり「複合商業施設」だし、informationは去年の「JRA開業」以来更新されていないし、マガジンは休刊中だし、なんだか寂寥感のあるサイトでこれが又寂しく、もはや手をかけまいとしているのか、運営サイドとしてはまあ運営しているからいいんじゃ、ということなのかなあ。

なんだかオープン時の売り文句が寂しい。


 「gate's(ゲイツ)」は、博多と天神の両エリアの中心に位置し、“ブランニューNAKASU(中洲)”と“24時間型のタイムトンネルゲイト”をコンセプトに、グルメ/娯楽/美と健康といったサービス拠点や物販店の計150店舗のテナントが出店する11階建ての大型商業施設(延床面積39,753)。商業都市・福岡中洲における、まさにシンボルタワーであり、福岡、九州、ひいては“アジアの門”として、また、同エリアの新時代を象徴する施設として注目を浴びています。
まだ開業して3年もたっていないんだけれどもな。

アスクプランニングセンター(東京都)は2月10日、中洲の福岡玉屋の跡地に建設している商業施設で同社がプロジェクトマネジメントを手掛ける「gate's(ゲイツ)」のテナントを発表した。同施設は地下1階地上11階建で、延床面積=39,753平方メートル。駐車場=131台を収容することができる。ビルの中央のガレリア空間には、イタリアで活躍する美術家マツヤマシュウヘイの作品や噴水が設置され、「待ち合わせはゲイツの噴水前で」と利用されることを期待しているという。テナントは、80店舗が出店を予定しており、九州初出店は13店舗、そのうち8店舗が新業態であるほか、福岡初出店が1店舗、日本初出店が1店舗となる。以下は主要テナント。
○地下1階(スーパーマーケット、日用雑貨のゾーン)=24時間型スーパー「ファンズ24」やドラックストア「ワンズbyセガミメディックス」、九州名産店「玉屋食品」など計4店舗。
○1階〜4階(物販ゾーン)=1階〜3階はアパレル、婦人鞄、靴、アクセサリー、インテリアなどの専門店が計45テナント出店し、4階はブランドセレクトショップが出店。
○5階〜7階(エンターテインメントゾーン)=5階はアミューズメント&エンタテインメントの2店舗が出店し、6階は新感覚個室&カラオケの1店舗が、7階はすし処「しゃり番」、キューバレストラン「ハスタキューバ」など10店舗が出店。
○8階〜10階(ヘルス&ビューティーゾーン)=8階は整体サロン「カラダファクトリー」、「ホットヨガスタジオ・オー」など11店舗が、9階・10階はフィットネスクラブ「エクスプレス」が出店。
○11階(グルメゾーン)=ウエディングレストラン「(仮称)ラヴィアンローズ」や中華料理レストラン「聘珍樓」、割鮮烹「たん熊北店グループ店 子栗 博多店」など5店舗が出店。
想定来客数は年間約700万人で、年商約100億円を目指す。
当初からコンセプトがあいまいだ、とかいう指摘はあったのだが、どこかで抜本的な変化がおきるのか、福岡、北九州では同じような物件はいくらもあるんだが、特に博多の中心だけにがんばってほしいんだけどなあ、とか思うのだ。