午後から天気が崩れるというが

朝方はそれはもうよく晴れて。

さすがに平日のキャンプ場はすいていて、他に2組がいただけ。

日差しは秋に替わってゆく。

キャンプ場で昼前までぼんやりしたあと、やまなみハイウェイ〜ミルクロードと経て阿蘇山へ向かう。阿蘇といえば観光地、というイメージしかなかったのだが、こうして改めて見るとどこまでも続く草原の中のワインディングは観光道路・・・ではなく、草原の中にぽつんと郵便受けだけがあって未舗装の道が丘陵の向こうに消えていっている。もちろん放牧が行われている訳で、日本離れした光景だなあ、というわけではなく自分たちの身近にこういう風景があって、きっといろいろな経済活動でつながっている(勿論世界中どこでも実際にはそうなんだろうけれども)ということに改めて気づかされる。



すばらしい、といえば外輪山の淵から下を見下ろすと見える一面の水田。もう若干黄金色になってさらさらとたなびいているのが確認できる。今年は豊作だろうか、別に自分が農家でもなんらかの農業に携わっているわけでもなく、多分国産の米が高くなったら外米を食べるような人間なんだろうが、毎年そういう風に口に出てしまうのは何でだろうか。ただ、この風景はいつまでもこうであってほしい、正直そう思ってしまうのだ。

そんなこんなで、阿蘇に上ったり、白川水源にいったり。どこも少しだけ観光地化は進んでいたが、相変わらずのどかな風景が広がっている。幹線道路から一本入るとどこまでも田園風景が広がり、ぽつぽつと人家が点在するほかにはお店もない。


 途中南阿蘇鉄道で偶然トロッコ列車に遭遇、前見たとき(10年近く前)には、壊れそうなスイッチャーが音だけ威勢良く走るくらいのスピードで走っていたのだが、機関車は新しくなっていた。しかし、DB+トラ+トラ+トラ+DB+レールバス、という編成は風情があるなあ。まだまだ知られていない、というのが残念だ。ついでに、この豊肥本線からSLが引退しているというのも残念なことなんだが、まだまだ観光資源というのはありそうな感じ。