鳥栖プレミアム・アウトレット

8月末なのにこんなにのんびりしていて落ち着かないなあ、と思っていたのだが、今ようやく、前の会社だと8月末が決算期末だったからかというのに気がついたり。時間軸が自分で替わってしまったのにちょっと驚き。
今日で夏休みも終わりだ。と同時に月が替わるといろんな販促が一気に変わってしまう、ということで夏の名残を惜しみに鳥栖のプレミアムアウトレットに。
いや、単にひとつはそういえば秋物って長い間買ってなくて、でも結局去年はそんなに行く暇もなし、というのもあり、正直九州でアウトレットモールってどうなってるんだ?ってのもあって言ってみた次第。いや、福岡にも市内小戸のアウトレットモールマリノアとかあるけれど、あれはアウトレットというよりもスポーツデポとかニトリとか、郊外型の大型店の集積といった感じだし福岡から日々足繁く通ってもらうことを目的としているので、ちょっと違うんだろうなあと。

さて、鳥栖のプレミアムアウトレットだが、御殿場と同じく、チェルシー・ジャパンの経営。

ということで、御殿場と見た目は全くそっくりだ。「さわやかな空気と明るい陽光が似合うカリフォルニア州南部の美しい町をイメージした、スパニッシュコロニアル・スタイル」だとかで、上記リンクの"World-Wide"の項目でもわかるように、世界中の商業施設が全く同じ形になっている。このblogの中で、今探した限りでは御殿場の写真を載せていなかったのだが、本当に同じでちょっとびっくり。まあ入っている店舗も基本的に同じで、御殿場をそのままショップ数を1/4くらいにしたものが鳥栖(もちろん鳥栖にしか入っていない店舗も少しはあるわけだが)と考えていいようだ。違うのは飲食に福岡の「ピエトロ」が入っているとか、かなあ。最近、よく友達とかから「郊外型ショッピングモールってどこも一緒だよね」とか聞くのだが、その「どこも一緒」というレベルじゃなくて、もう一緒でびっくりだ。まあ消費者としては全国いろいろ行く、というのは基本的にはないわけだからいいんだろうけれどもね。


アウトレットモールは、わざわざレジャーとしてくることを前提としている。ちょうどディズニーランドが(多分)どこにいってもディズニーランドであるように、レジャーとしてのアウトレットはある意味これで完成形、ということになるのだろう。ここ、鳥栖のアウトレットは御殿場のように高速道路沿いの山林を切り開いたわけではなく、産業団地の中に立地していて、隣にはイオンのロジセンターか何かが聳え立っていて、そしてそのむこうには最新の分譲住宅地が広がっている。地縁、なんてのとは無縁の全く新しい世界がここにあるような気がするのだ。そんな中、お店は装置に過ぎない。