夏がやってくる

そういえば京都に住んでいながら祇園祭も大文字もほとんど見なかったし、東京に住んでいても三社は行かなかったなあ。福岡でも山笠はほとんどみたことがない。
そんな状況なんだが、所要で福岡県庁に赴いたところこんな光景を見ることに。

県庁は厳密には町割には入っていないと思うが、隣接する千代流が挨拶に来るという。県庁下の車寄せで見ていると、やがて半被を背負った男たちが車を止める。そしてまつこと数分、遠くのほうから集団がやってきた。


県庁下で手一本、そしてあっという間に去っていった。
千代流れは隣接する千代町を中心とする流れだが、千代校区をエリアとしており中には多くの住宅団地を含んでいる。おかげでこの流れ、ものすごい大人数だ。半被の背中は全て「千代」だが、それぞれの肩には町名が入っている。戦後加わった、いわゆる博多の町並みからは外になる山だが、それでも50年を経ているわけで、こうしてその町が生きているというのを実感してみたり。