桜は変わらないけれども

昨年終着駅になった西鉄新宮駅。ここから伸びていた線路は切られ、終着駅になった。


昔から夜になると人気の少ない鉄道だったが、半分以上が廃止になってますますその傾向が強くなったような気がする。沿線高校の通学のためにのこったというこの駅、駅前には商店ひとつなく夜になるとほとんど人気もない。電車がつくたびに数台、迎えの車が来る程度だ。ここから廃止代替バスが出ているが、ほとんど無人で発車していく。

生まれて初めて鉄道廃止の余波を感じることになった。沿線に実家があり、今の自分の家は廃止区間のこれまた沿線にある。家の隣が廃線跡で、「静かになったよ」と言うんだが、確かに不便になった。弱者の足、というのはこのことなんだなあと思うのだ。むやみに残してもどうよ?ということなんだけれども。

そんなことと関係なく、今年も桜は満開だ。