西友東陽町店

仕事の合間に、時計のバンドが壊れてしまったので近くの西友へ.いや、「なんだか店内がウォルマートなんだぜ、アメリカンなんだww」って話を聞いたので、話のタネにはるばる歩いてきたわけだ.


小売業世界最大手、米ウォルマート・ストアーズの完全子会社となるスーパーの西友は14日、4月19日付で株式の上場が廃止になる見込みだと発表した。ウォルマートは昨年の西友株の公開買い付けで96%の株式を取得済み。残りの株式も強制取得する議案を3月18日開催予定の定時株主総会に諮る方針という。
入出庫のバスも行きかう永代通からちょっと入ったところにあるのが西友東陽町店。周りは中層のオフィスと団地、マンションが入り混じったところで、一戸建ては極端に少ない.マンションといってもほとんどがファミリータイプで、チャイルドキャリアをつけた自転車と若い奥さんが似合う、そんな町だ.そんな中に立地する西友東陽町店、足元商圏としてはこれ以上の潤沢さはないような感じがするのだが.


3階建てのなんだか懐かしい感じ、GMSとしては小ぶりな店舗.入り口の三角形はガラス屋根の様子.
さて、自動ドアの向こうに平台を埋め尽くしたイチゴの山をみて、ああ大量陳列だなあ、と思ったわけなのだが、なるほど西友らしい店舗といった感想だ.入って青果、鮮魚、肉、レイアウトはほかのスーパーと変わらないのだがとにかく陳列が「広く薄い」.いちごなら「あまおう」と「とちおとめ」、基本はひとつの野菜は一種類、中国産なら中国産、国産なら国産ときっちり分かれている.鮮魚、肉もどうやらセンターでのパックが主体で、今はやりの「対面カウンターで調理いたします。お気軽にお申し付けください」なんて手間のかかることはやっている様子はない。塩干を中心に、生魚も刺身、切り身と丸魚を少し、丸魚もそのままトレイにパックして冷ケースに、という潔さだ。店舗年齢は古そうだが、店内はただ白く明るく、そしてむやみやたらと通路が広い。いやあ、思い切って変えたものだなあ、とちょっと感慨深かったり。
2階、3階もいつだったか来たときは「昭和だなあ」といった感じの「ショッピングセンター」の香りがする衣料品とか日用品売り場だったのだが、すっかり様変わりしていた.衣料品はアウターをぐっと圧縮、レディスもメンズもほとんど一区画にまとめられている。まあ中央の一番いい場所が"GEORGE"になっているのはまあ・・・売れないような木がするけどなあ。

ともあれ、ウォルマートが入ってからもなかなか業績が上向かずいつまでたっても赤字を計上し続けている感のある
西友なんだが、方向性ははっきりしている様子。そう考えると・・・何が悪いんだか.