サービスに行くしかないのか


イオングループは、美容と健康をテーマにした新タイプの大型店「イオンボディ」を自社のショッピングセンター(SC)などで展開する。面積3000平方メートル前後で化粧品や食品を販売し、エステ、スポーツジムなどサービスも充実させる。運営会社を設立し、5年で10店以上を開業、将来は100店を目指す。中核事業であるSC運営は競争が激化しており、拡大する女性のサービス消費を取り込む新店舗を設けることで競争力を高める。
 12月3日付でイオンボディ(東京・千代田)を設立する。資本金は2億円で、イオン本体が60%、イオン子会社で英国の化粧品専門店「ザ・ボディショップ」を展開するイオンフォレストが40%を出資する。スポーツ専門店「スポーツオーソリテイ」を展開する子会社のメガスポーツが運営に協力するなど、グループ力を総動員する。
すぐにうまくいくとも思えないし、まあ翌営業日の株価も変わらないようなニュースなんだが、相変わらず多角化を進めているんだなあ、ということで引用してみた。イオンといえばショッピングモール、大きな入れ物を作って全国展開のできる、それでいて小規模そうなショップをどかっと集めてきて5年ほどで投資資金をまかない一定の利ザヤを取ってしまうスタイルでもうずっと来ているんだが、限界が近々くるんじゃないかとはとみに最近聞く話だ。集客力のそこそこありそうな、商圏人口のあるモールは作れても入るべきテナントが見つからないという話だ。
 そう考えると、結局自前でやるしかないんね?という方向性になったようで、5年間で10店舗というのはかなりスローなペースだが・・・はたしてその時まで待てるのかなあ、というのがちょっと疑問。物販では限界がある、もうすでに力のあるテナントを持ってくるにも限界がある・・・ということなのかもしれないけれども。
もうちょっと、商売なんて地元でじっくりやるもんじゃない?とも思うわけだ。やっぱり。