大分の地元百貨店、トキハ増資

というのも、鹿児島の友人に「巨大なイオンが市内にできるので、かなり地元の商業施設が影響をうけるんじゃ、と恐れている、という話を聞いたからなんだが、そんな中こんな動きも.大分、というとトキハ、トキハというと大分くらいで、他に百貨店という百貨店のない大分県内において独占的な地位を保っているとともに、スーパーマーケット業(トキハインダストリー)でも大分県内では大手(年間売上407億)のローカル企業体なんだが、その会社の増資のニュース.


地場百貨店のトキハ(大分市)は23日、取引先など19社を引き受け先とする20億円の第三者割当増資を実施したと発表した。
 普通株で8億円、優先株で12億円を調達し、10億円を資本金に組み込む。大分銀行三和酒類九電工などが引き受けた。財務体質の強化と本店などの改装費に充てる。同社は2007年2月期決算で、別府店の土地と建物を43億7000万円減損処理し、税引き後利益が17億1400万円の赤字となった。
このご時世に20億円の増資、というと結構なものだが、それだけ地元企業としての期待が高いということだろう.大分県の商業販売額の10%弱を占める、というのは伊達ではない、ということなんだろうかな(出典:Wikipedia).
しかし、経営状況はというと決して安泰ではないというのは知られているところ.山に囲まれているからか、地元の反対などもあって比較的大型店が少ないエリアなんだが、だから救われているという点もあるのは確か.増資もそういう意味合いがあってということも推測されるところ.
 トキハのこういうところなんか、結構好きなんだけれどもなあ.