女子ボクシング、プロ化へ

木曜日なので、週間モーニングを通勤途上に読んでおります。で、こんなマンガが連載されています。

珍しいことに、女子ボクシングのマンガなんですよね.なかなか面白いです.で、欄外の記述にふと目が留まりました.


7月1日 男子の世界戦の前座で、ロシア人女子ボクサーを相手に日本のライカと藤本りえが公開スパーリングをします。二人の活躍が楽しみです.

何回か書きましたが、日本では女子のプロボクシングというのは一般的ではありません。1国1コミッションに基づく唯一のコミッションであるJBC(日本ボクシングコミッション)が女子の参入を認めていないからで、結果として一応「プロボクシング」という形をとりつつもなかなか一定の枠から先に広がらない、という印象を受けます.
さて、そんな女子ボクシングですが最近JBCが女子の参入を認める方向で急に動き出したとか。


今秋にも女子プロボクシングの時代が本格的に到来する。日本プロボクシング協会(JPBA)が16日の理事会で女子部の設立を承認する見通しであることが11日、分かった。今後はJPBAと日本ボクシングコミッションJBC)でルール、健康管理面などを調整し、早ければ今秋のプロ化を目指す。この日、協栄ジム金平桂一郎会長(41)がロシアから2人の女子選手を招く計画を明かすなど、下地づくりも着々と進んでいる。(略)
 JPBA、JBCともに、競技人口の少なさ、人気の低さなどの理由で、女子のプロ化を認めてこなかった。だが、05年6月には、WBCが女子の世界ランクを発表、その後WBAも女子を公認した。世界的な流れを受け、JPBAは昨年12月、女子のプロ化の方針を確認。今年3月にはプロ化検討委員会を発足させ、議論を重ねてきた。
 国内にも「プロ選手」がいなかったわけではない。キックボクシングの山木ジムが99年5月、日本女子ボクシング協会を設立。ライカ(31=本名・来家恵美子)が3階級制覇するなど、実力を見せてきた。だが、プロボクシングの統括組織のJBCが未公認だったことで、注目度は低いままだった。今回、JBC公認となれば、男子の興行にも出場できるなど、認知度も高まるはずだ。
この何年もスポンサーがついたり離れたり、どうもプロにはなろうとしたものの資金調達などで苦労していた印象を受けるだけに、これはうれしいニュースです。現在主に試合は新宿など首都圏のイベントスペースで行われているのですが、観客の大部分がおそらく身内、ということも何回か見ました。確かに男子ボクシングほどの迫力には欠けますし、観客の心を掴むのはたしかに難しいのは事実だよなあ、と思ったこともあります。しかし、プロへの門戸がひろがる、露出が増えていくことでこれから先新しい局面が見えてくるような気がします。非常に喜ばしい限り。
たびたび出てくるライカ選手ですが、7月1日、今度の日曜日のWBAフライ級世界統一王座戦(チャンピオン坂田健史(協栄)=暫定王者ロベルト・バスケスパナマ))の前座でスパーリングをするとか。見に行きたいけれども、残念です。

しかし気になるのは相手のロシアのおねーちゃんのプロフィール。


 その2人はロシアではともに現役の女子大生だ。「私は基本的には写真家よ。ロシアでは公安関係でスパイの写真を撮ってますの。メンズ(男性)だったら何度もKOしたことがあるわよ」とはニーナ。
どんな写真家なんだか。