花見三昧

あまりにいい天気なので、ぶらりと花見に出かけました.

三田線白山から、小石川植物園へ.


裏口から入ったのですが、いきなり桜の木の満開の下.大学施設らしいマターリした雰囲気の中でお花見が穏やかに行われていました.出店の喧騒とか、場所取りとか、そんな騒ぎとは無縁のハイキングのような雰囲気で、都内とは思えないようなほっこりした時間が流れていました.普段はあまり人がいないからでしょうか、木にも登り放題触れ放題、歩いていると土の感触がとても気持ちいいです.なんだか独立行政法人になって国立大学も世知辛くなってきたといいますが、なんだかこんな感じは失われるべきではないと思うのですよ.そういうもんでしょ?大学って.
植物園の周りには戦前の築と思しき下宿屋やアパートなどがまだ残っていました.

その後は播磨坂桜並木を通って茗荷谷まで.ここの桜並木が当初の目的でしたが、植物園で楽しんでしまったので、まあこっちはにぎやかな花見です.

さて、地図を見ているとこの「播磨坂桜並木」、距離の割には幅広の路で、前後が一応幹線道路に接続しているものの、どうも一部供用区間にしか見えないなあ、と思っていたのですが、Wikipedia「環状3号線」の記述を見て納得、福岡の千鳥橋もそうですけれど、昔の人の道路にかける情熱はたまに凄いものがありますねえ.当時はどんなに広かったんだろう、としみじみ思います.