百貨店経営統合とか

去る17日ですが、百貨店大手の大丸と松坂屋経営統合というニュースが流れていました.

経営基盤が余り重ならないので、単純に売上高で1+1=2に近い効果が出るというのが、統合の理由じゃないかと思っています.記事では「バイイングパワーが云々」と書かれていますが、マスの仕入があまりない、どちらかというと個店対応の仕入をするのが百貨店なので、このあたりはあまり効果がでないと思われるんですけれどもどうでしょうか.地方百貨店の経営統合がなかなか進まないのも、そういうわけなんですよね.

 しかし、「百貨店でお買物」というのはもう随分昔の話になったような気がします.気付けば自分も30歳をはるかに越える歳になったのですが、街のデパートで買物、ってまずしませんものね.「デパ地下」かお菓子か、お土産か、はたまたGAPのような専門大店が入っているから、とかそんな理由でしかまずいきません.昔って何を買っていたんだろう、今から考えると逆に不思議な気がするのが実感です.まあ贈り物に「デパートの包装紙」というのは厳然たる地位があるので、今後もお中元お歳暮とかそういう世界で生き残っていくのかなあ、そういう気がしてるんですけれどもね.
 ちょっと前までは全国いたるところに小さな地元ならではの百貨店があったり、郊外の小さな町にも「ギフトセンター」と称する出張所のようなものがありました.今ではネットで全国の特産品だって贈れるし、という時代になったので役目も終わってしまったといえば終わってしまったんでしょうが、「贈る」ということに対する百貨店の役割ってやっぱり一定のものがあるんだろうなあ、とふと思った次第です.
 しかし、松坂屋って九州育ちには全くなじみがないので、いまいちピンとこないのですが.