街に見合った規模にまで落ち着けるのは難しいんだなあ、と

昨日は新しく再生しつつあるGMSでしたが、今日ぐるぐるっと探していたらこれから再生しようとするGMSの記事が.トップニュースへのリンクなので、ちょっと長いですが紹介させていただきたく.


 弘前市弘前駅前地区再開発ビル「ジョッパル」を運営する市の第3セクター弘前再開発ビル(対馬宏制社長)は9日、青森地裁弘前支部民事再生手続きの開始を申し立て、弁済禁止の保全命令を受けた同社は「金融機関以外の債権者に原則、迷惑は掛からない」とし、テナントの営業を継続しながら今春までに空きテナントを埋め健全化を図る計画。東京商工リサーチによると、負債総額は県内では過去7番目に多い約104億4100万円(2006年1月期末現在)

 同社は、市や地元地権者からの出資を受け1992年に設立。スーパー大手のダイエーを核テナントに94年にオープンしたが、ダイエー本体の業績不振から占有床が減少。2005年のダイエー撤退で、厳しい経営を強いられた。昨年11月に1、2階に新テナントを加え再出発を図った。
 この日、対馬社長と申立代理人上田裕康弁護士らが記者会見し、理由を「金融機関の債権を処理し、税務上の問題をクリアするため」(上田弁護士)と説明した。ダイエーとの協議で建設保証金の全額返済を免れた一方で、不動産に含み損を抱えながら契約解約に伴う解決金による多額の利益が計上されることになり、一定要件下で資産の評価損計上が認められる民事再生が事業再生に必要と判断。7日の取締役会で決議した。金融機関の理解は得られているという。
 今後、借入金債務約38億6200万円のうち、政策投資、青森、みちのくの各銀行と東奥信用金庫からの約35億5800万円について減免を求める。今年度7900万円に上る固定資産税も「評価と実態が合わない」とし、関係機関と協議。必要となるスポンサー企業は現在2社を候補に挙げ、「弘前のことを考えてくれる企業を探す」とした。スポンサー企業へのビル売却と経営引き継ぎの可能性もあるという。将来的には最大100%の減資も視野に入れている。
 テナント誘致は閉鎖状態の地階を含めて進めており、今春全館オープンさせる計画。対馬社長は「(11月のリニューアル後は)ダイエー撤退前より駐車場の利用は良い。1日も早い全館リニューアルに向け頑張っており、関係機関の協力を得ながら再生させる」と話し、申し立てを再生の一歩として積極的に取り組む姿勢を示した。
 30%を出資する筆頭株主の市は「中心市街地活性化の核店舗であり、新たな出発に期待する。株主として今後の動向を見守りながら協力する」との相馬●一市長(●は金へんに昌)コメントを発表。商工労政課の山田仁課長は「市議会などの意見を聞き、適切に対応する」とした。
 東京商工リサーチ青森支店では「自主再建を断念したもので、倒産として扱う」という。

東京から行ったのは冬のある日のこと、浜松町から夜行バスに乗りついたのは凍てついたバスターミナルでした.まだ朝早くひっそりとした町の中心部に大きなGMS、イトーヨーカドーダイエーが並んでいて、はてここまできてこんなものが、と思ったのを覚えています.イトーヨーカドー弘前店はまだ営業中のようですが、どちらもバブル期の真っ最中に建てられただけあってとても大きかったんですよね.もちろん弘前はそんなに小さなまちじゃない!ということなんでしょうけれど.
 ただこういう大きな建物を再開発でつくるってやっぱり難しいなあとも思うわけです.この「ジョッパル」はもともとダイエーが入っているビルだったのですが、建築協力金方式で建てられたので解約が難しいとかそういう話を聞いたような気がします.しかし結局どこかが痛みを引かないとこういう話は前にすすまないわけで、今回は政策投資銀行をはじめとする金融機関が担保の解除に応じるという形になった様で.

西松屋宮脇書店、たしかにここでも日本中どこでもあるような組み合わせに過ぎないともいえなくもありません.しかし、そんななかからいろんな店も育ってくると面白いのになあとも思うのです.とりあえず一度行ってみよう.東北もずいぶん行っていません.