都市の魅力

先週久しぶりに福岡の中心地、天神を歩いたんですが、やっぱり東京に比べたら小さい街だなあというのが第一に感じた感想でした.東京に慣れてきたからでしょうか、街の核が一つしかない、商業施設の集積地がほぼ天神しかないというのがなんか不安だなあと感じたんでしょうかね.もし住んだら住んだでちょうどいいとおもうんでしょうが、我ながら意外でした.
しかし、中核都市ではない地方都市ではやっぱり中心市街地の苦労が続いています.


福岡市に出掛ける長崎市民と佐世保市民の訪問回数は3.5回対6回‐。長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の5県の地銀系調査機関でつくる「九州シンクタンク6社会」がまとめた「福岡地区での消費・購買動向調査」は、長崎、佐世保両市の市民の福岡市への距離感の差を表す結果となった。アンケートの回答内容を紹介し、地域経済の課題を分析した。
…回数と目的…
 5県都佐世保市を加えた6都市の消費者を対象に尋ねたところ、この1年間に福岡市を訪問したことのある人の平均訪問回数は佐世保が6回、長崎が3.5回で、佐世保が最多だった。1回当たりの平均消費額(交通費込み)は長崎4.4万円、佐世保3.6万円。福岡での年間消費額は長崎が15万4000円、佐世保が21万6000円だった。
 訪問の目的で他都市より目立つのは、佐世保の「買い物」80.4%、長崎の「各種展覧会」18.6%。購入するものは佐世保は「ファッション関連衣料」の割合が高く、長崎は「普段着」「雑貨・インテリア」「スポーツ・アウトドア商品」が平均より多かった。

…福岡の魅力…
 福岡の魅力を複数回答で聞くと、「品ぞろえが豊富」が長崎、佐世保ともに約80%。佐世保では「流行や新しいファッション性が高い」が47.8%と高く、回答割合は6都市で1位。「価格が安い」も長崎、佐世保で20%を超え、他都市に比べ目立った。
 福岡訪問回数が2、3年前より「増えた」と答えた人に理由を聞いたところ、「地元の魅力が低下したから」が長崎で32.3%もあり、他都市の倍以上。地元での充足度の低さを示した。

…分 析…
 長崎経済研究所(長崎市)の野邉幸昌主任研究員は「買い物やレジャー目的で長崎から福岡に行く人が多いのは、消費者が地元の商業集積に満足していない表れ。都市間競争が進む中で消費者の流出を防ぐには官民合わせた取り組みが必要だ」と指摘。親和経済文化研究所(佐世保市)の島浦誠主席研究員は「日常品は佐世保、高額品や先端ファッションは福岡、という消費者の使い分けが常態化している。消費者ニーズを踏まえ、既存の中心商店街と共存しつつ店舗や品ぞろえの充実を図るべきだ」としている。


そんなに繁華街が必要なのか?というと、正直みんなそうでもないんじゃ、とも思います.俺は東京にいても近くの池袋、それもいくつかの店くらいしか行かないもんで、服なんてほとんど御殿場のアウトレットとかまで車で行くときに買っていて街でなんかまず買うことありませんし、東京の人だからってそのなかで近くの町だけでたる人結構多いですよね.しかし、やっぱり何かを求めて集まってくるんでしょう.地方都市も、その何か、とは何か、そういう視点が必要なんでしょう.