なんだかよくわからないものへの投資って・・・


 一般投資家から資金を募り、電話の利用料から配当するとうたっているIP電話会社「近未来通信」(東京都中央区)は、実際には営業担当役員が利用料と関係なく配当額を決めていたことが、関係者の話で分かった。
 役員は毎月、投資家からの資金の集まり具合に応じ、配当額を“操作”していた。電話利用料から投資家に還元するとしている宣伝文句は、実態とかけ離れていたことが改めて浮き彫りになった。
もう2年ほど前になるでしょうか、仕事上の身近な人に「これってどうよ?」って相談されたことがあって、それ以来いやあ、絶対これは眉唾だよなあと生暖かく見守ってきたのがこの「近未來通信」、そのころには日経新聞にもよく広告を掲載していましたな.
しばらく忘れていたんですが、こういうニュースでふと思い出しました.

どんな会社かは詳しくはぐぐった上で以下のまとめサイトなんかをどぞー

なんとなくの説明で実体のないものをうりまくる、もちろん許されるやり方ではありません.ただちょっと知識があれば「そういえばこの会社の電話を使っている人が身近に誰もいないのはおかしくね?」とか気づくはずなんですが、「投資とはそういうもんだ」という罠にはまってしまえばわからなくなってくるものなのかなあと思います.本来投資は計算づくでするものだと思っているんですが、それを抜いて「そう信じているから」とかになってしまうとおかしくなってしまうわけで.
いや、仕事で投資家の人なんか向けに資料を作ったりするわけですが、逆にちゃんと理解されているのかなあ、同じように思われたりしてるんじゃないかなあとかたまに思うわけです.いかに理解を得るか、なかなか難しいもんだなあと.

 まあ業績自体一切発表していない上記会社はちょっと論外ですが.
 しかし、読売新聞、ガチンコで対決記事書いてますねえ.