さてどこに住もう・・・?

いろいろあって転職を考えていないわけではありません.というか、曖昧ですが東京ってやっぱり住むにはなあ、と考えている自分がいるわけですが.


 搬送時間の全国平均は約59分で、地域差が極めて大きいことが判明した。最も搬送時間が短いのは、センターが21カ所ある東京都で平均搬送時間は約17分、10カ所の大阪府は約24分だった。これに対し、広大な面積にセンターが10カ所しかない北海道は、東京の6倍近い約100分かかる計算になった。
 また30分以内にセンターに搬送できる自治体の住民数を調べたところ、東京では96%とほぼ全住民をカバーした。しかし、長崎や秋田、岩手など14道県では30%を下回った。
県庁所在都市くらいだとそういうことはないんでしょうけれども、やっぱり地方に住むというリスクも考えないといけないなあ.

三重県尾鷲(おわせ)市の市立尾鷲総合病院が雇用していた唯一の常駐の産婦人科医(55)との継続契約で交渉が折り合わず、市は31日、雇用を断念した。早ければ10月にも市内から産婦人科医が消える可能性があり、市民からは「これでは子供を産めない。ますます高齢化が進んでしまう」と危ぶむ声が出ている。
 尾鷲市が市内の産婦人科医を失う危機に再び陥った。昨年7月、市立尾鷲総合病院に医師を送っていた三重大が、付属病院の医師不足を理由に派遣を中止したことを受け、市は独自に津市の男性開業医を1年契約で雇った。同9月から医師は24時間、病院に常駐し、夜昼問わずの出産に備えた。この1年間でこなした出産は152件(病院調べ)で、休みは年末の2日間だけだったという。
 今回の継続交渉で市は年間報酬額4800万円を提示。医師側は現状維持の5525万円と月1回の週末連休などを求めていた。市が条件面の見直しを示したのは、医師の年間報酬額がほかの医師に比べ約3倍も高額だったため。病院関係者らからも批判の声が上がっていた。市は最終的に報酬面で譲歩したものの、休日問題などで折り合えず、医師から「心身ともに疲労した」との訴えもあり、結局交渉は決裂した。
尾鷲って交通の要所だから結構大きな町かと思っていたのですが、人口2万人強の小さな町だったんですね.初めて知った.そんな状況だと医者の来てもない、ということですか.産婦人科医者の置かれた状況は天漢日常さんのところでも(9/3「市内でただ一人の産科医に届いた「損害賠償請求」の内容証明郵便 わたしが辞めればこの町の妊産婦はどうなるのか 真面目な医師を追い詰める医療過誤訴訟」)載っていたので、参考にさせていただきました.

もちろん、そんな田舎に職があるかというと俺なんかだといきおい大都市にならざるを得ないと思うのですが、結局こういう要因がIターンなんかを阻害していることになるのかと思うと残念です.かえすがえすも.