土砂に乗り上げ列車脱線

・・・というと、2003年7月の長崎本線における特急かもめ脱線転覆事故を思い出してしまう九州人の俺がいるわけですが、これも結構近い場所での事故のようです.九州の雨ってたまに気が狂ったように降る訳で、なんとかこれ以上降って欲しくないなあと遠くにいても思うのです.


 25日午後零時50分ごろ、長崎県佐世保市大宮町のJR佐世保線福石トンネル付近で、諫早佐世保行き普通列車(二両編成)の一両目が線路脇の斜面から崩れた土砂に乗り上げ停車した。乗客約40人にけがはなかった。
 佐世保署やJR九州長崎支社によると、進行方向左側のコンクリート製擁壁の上の斜面が幅約15メートル、高さ約8メートルにわたって崩れた。佐世保線肥前山口佐世保間で運転を見合わせ、乗客はJRが用意したバスで移動した。復旧のめどは立っていない。
一企業で維持管理をまかなわないといけない鉄道はこういう自然災害時には結構脆いんですよね.道路が不通になっても鉄道があるから地域に安心を与えてくれてる、というのは遠い昔の話だというのはよく知っているけれど、正直こう続くと復旧しないで廃止してしまう区間が続出するんじゃないかなあと心配になってくるのも事実です.で、そういう時の引当ってどうなっているのかなあ、と考えていくつかあたってみたんですけど、やはり一般的な引当というのにはなじまないんでしょうかね、特にそういう項目が見当たらないような.そう考えるとますます鉄道だったりインフラを維持するって難しいなあとか思うわけです.
多分廃止してしまうのは結構もうどこでも簡単なんでしょうけどねえ.自信を持って必要だ、といえないのがアレですが.