まだ食品スーパーってやってたんだ

九州地区にぽつぽつある「にしてつストア」の話です.鉄道系スーパーのこれからをテレビでやっていたのでふと思い出しました.

にしてつストアって、流通系のスーパーの中でもきわめて認知度が低いんですよね.スーパー業界の中でもそうですし、福岡に住んでいてもいまいちどこにあるのかわかりませんでした.鉄道会社の運営するスーパーって、沿線の駅にひっついていたり、自社開発の住宅分譲地にあったりするのが普通、ましてや密なネットワークを作り上げるのが普通なんだと思いますが、ぽつぽつと思い出したように、脈絡もなく立地しているような気がします。サイトを探してみましたが、公式のサイトというのは無いみたい.店を探すにはWikipediaのこのページくらいしかないようです.なんだかなあ、まるっきり地方の小スーパーですな.

立地は、というと、確かにこのなかで鉄道沿線の店舗って

/高宮店(福岡市南区) / 砂津店(北九州市小倉北区) /到津店(北九州市小倉北区
/久留米タミー店(久留米市) /宮の陣店(久留米市) /三潴店(久留米市) /朝倉街道店(筑紫野市
太宰府店(太宰府市) /春日原店(春日市) /小郡店(小郡市) /柳川店(柳川市) /矢加部店(柳川市
/中間店(中間市) /津屋崎店(福津市
・・・くらいでしょうかね、多めに見積もっても.新興住宅地があったり、バスの沿線だったり統一感があまりなさそうな不思議なスーパーです.そんな西鉄ストア、効率化を図る、というニュースがあったのでちょっと.


西日本鉄道(天神1)は7月1日、流通ストア計画室を新設する。

 同部署は、ホームセンター「ダイクス西鉄」、スーパー「西鉄ストア」、今年3月に新日本製鐵などから買収したスーパー「スピナ」の3子会社の出店戦略の統括を行なうもの。店舗展開などの情報やノウハウの共有化や経営の効率化を目的とし、競争が激しい流通事業部門を強化するのが狙い。同部署は、2004年を初年度とする第10次中期経営計画(3カ年計画)の一環で開設されるもので、同社はこれまで主管部とグループ会社・グループ会社間の一体経営を実現するため共同化を進めてきたという。

なるほど、なんだか中途半端な形で3つの店舗を持ってたのね、と少し納得しました.地域へのネットワークを考えるとまだまだ発展できるんじゃないかなあ、とか思います。ええ。
だんだん業態間の壁は小さくなってきています。鉄道会社って総合インフラ会社って自らよんでいますから、総合インフラという立場ではなんでもできるんジャマイカ、たとえば駅に近接した大きなホームセンタとか、駅+コンスパ+マンションとか、首都圏ではたまに見るけれど九州ではあまりなかったかなあ、と思います.流通専業とどこまで張り合って行けるのか、ちょっと楽しみです.ええ.