共有してきた時間があって。

高山からツレが出てきて、何故か新宿のリンガーハットでちゃんぽんを食したり、その後アキバで模型屋をごそごそめぐったりしながら半日歩きます.こういう日でも東京の路上には人があふれてきて、気がつくと自分も人ごみの中に没していたり、そう考えると東京は不思議なところだなあとか思いながらぶらぶら歩きます.思わずバスコレクションを大人買いしそうになったり.

その後は京急で横浜へ.雨が静かに降る夕方、家路に着く人の流れを乗せて走る快特、雨に煙る街は高速で後ろに流れてゆきます.そういえばこのツレとこうして電車に乗るのって10年ぶりくらいだっけ.大学のときによく遊んでいた仲間なので、もうソレぐらいになるのかなあ.景色は東京も大阪も下町はあまり変わらないような気がするんだけど、ふと時間の感覚がなくなっていたような感じでした.

結局10人ほどがあつまって、アメリカ駐在になった友人の送別会が横浜で始まりました.
学生のころによく行ったようなビルの2階の粗末な焼鳥屋、そのころと同じように男ばかりがなんとなく座って始まる飲み会は、数年ぶりとか10年ぶりとかそういう感じの再会なのに、普通に何気なく空気がすっと体に入ってゆきます.
こういうのが時間を共有した、というやつなのかなあ。

気がつくと全員が30歳を超える年齢になっているのでした.
結婚しているのとかしようとしているのとか、仕事がいそがしいのとか、そして主役の駐在になるヤツとかいろいろある世代でしょう.
しかし、共有してた時間は濃かったんだなあとしみじみ思うのでした.

ほんとうに、ほんとうにありがとう。

そんな飲み会でした。