オーバーストア状態だと思うんだけどなあ


 二〇一一年春開業を目指す新博多駅ビルの核テナント選定で、高島屋(大阪)とJR九州が昨秋から中断していた出店交渉を本格的に再開させることが六日、分かった。利害が一致せず折り合いがついていなかった売り場面積の広さについて、着地点を探る。現駅ビルに入居する井筒屋(北九州市)が同日、福岡簡裁で開かれたJR九州との民事調停で「核テナントにこだわらない」と、事実上、核テナントとしての出店を断念したことを受けた動きだ。
 関係者によると、高島屋は、九州最大の商業集積地である福岡市・天神の岩田屋博多大丸福岡三越に対抗するには「福岡最大の売り場面積五万平方メートルが必要」と判断。通路や倉庫なども含めた延べ床面積八万平方メートルを要求。
 JR側は当初提示した延べ床面積五万平方メートルを、約六万平方メートルに引き上げて交渉。だが、合意に至らないまま、昨秋、井筒屋がJRとの民事調停を申し立てたため、本格的交渉を中断していた。高島屋は、JR九州の提示との差、約二万平方メートル部分について、JR側の譲歩を求めていく構え。だが、JR側は小型専門店の多数入居で家賃収入を増やし収益基盤を強化したい意向。両社とも「譲れない一線」としている。
 一方、井筒屋は、調停では、新駅ビルでの営業継続を要求。具体的な店舗規模は明らかにしなかったが、現駅ビルの博多井筒屋(店舗面積一万八千平方メートル)と同規模を求めていく見通し。JR九州が次回調停(四月二十一日)までに井筒屋を納得させる営業形態を示せるかどうかが、現駅ビルでの井筒屋との退店交渉や、新駅ビルの九州新幹線鹿児島ルート全線開通との同時開業のカギを握ることになる。
JR九州、足元見透かされすぎwwwww
井筒屋との係争を抱えながら、一方の当事者の郄島屋ともこんな爆弾抱えて大丈夫かしらん.ホームの改造は着々と進んでるんだけどなあ.個人的には地域百貨店の井筒屋にがんばって欲しかった、とも思わなくもないんですが、井筒屋って福岡の百貨店じゃなくて北九州のそれだからなあ、普段使っている福岡の人間から言うと「郄島屋キター(AAry)」のほうがうれしいんだろうなあ.しかも売り場面積5万平方メートルって、天神の三越が4万平方メートル弱だからこりゃ巨大ですな.

JR九州は小型の専門店を数多く入れたい意向のようですが、専門店としてはどうなのかしら.博多駅の百貨店が中途半端な大きさになるんなら、その傘の下にいるよりは天神地区のほうが関心が高いんじゃないかしら.JR九州としても、新幹線でのストロー効果を期待するところでしょうから、結局価格でどれくらいで折り合いつくか、というところになるんでしょうかね.博多駅の裏側(筑紫口)って、ヨドバシカメラが出来たり大分変わりましたが、表側(博多口)ってほとんど変化がないんですよね.駅を降りるとどかんと大博通りがまっすぐ伸びていて、銀行と新聞社の大きなビルがあって、商業施設はなにもない、っていう感じで本当に殺風景です.もしかしたらこの光景もだんだん変わってきたりするのかなあ.