福岡のあの味が全国でも

リストラとか大規模な人事異動とかを目の当たりにするとやはり故郷のことがこの年になってくるとどうしても気になったりするわけです.もう東京に来てずいぶんたつはずなんですが、それだからなおさらなんでしょうか.そんなとき「九州の老舗駅弁屋監修の弁当を発売-ファミリーマート」というベタ記事に目がいきました.鳥栖の中央軒、懐かしいなあ.


株式会社ファミリーマート(本社 東京都豊島区/代表取締役社長 上田準二)は、「全国味紀行(九州編)」と題して、九州地区の老舗有名駅弁店が監修した「おむすび」「寿司」「弁当」を2月21日(火)と3月7日(火)からそれぞれ2週間の期間限定で、全国のファミリーマート約6600店舗において、販売いたします。

■"ご当地感"を手軽に皆様へ
 近年、その土地に行かなければ食べる事ができない「駅弁」や「空弁」が身近なところで手に入ることから、百貨店などで開催される「駅弁フェア」の人気は非常に高く、年々売上が拡大傾向にあります。ファミリーマートでは、お客様の「ご当地感」を手軽に楽しみたいというニーズに対応するために、このたび九州地区の老舗有名駅弁店である「北九州駅弁店」と「中央軒」に監修していただいた「おむすび」「寿司」「弁当」の3アイテムを2月21日(火)と3月7日(火)の両日から2週間の期間限定でそれぞれ販売いたします。

■壮年層の客層を取り込む
 ファミリーマートでは、一昨年より「日本全国の味めぐり」として、日本各地の"地域名物"をイメージした中食商品を「和ンダフル ファミマ」として展開しております。その中で、昨年の11月8日から開催した第6弾の「和ンダフル ファミマ 〜北海道・東北篇」より、老舗有名駅弁店が監修した商品を全国で初めて発売し、壮年層から非常に高い支持をいただいております。 ファミリーマートでは、ご当地の老舗有名駅弁店が監修した商品を展開することにより、壮年層の客層をさらに取り込み、米飯の売上拡大を図ってまいります。

■お得に試せる売価引きを実施
 商品のおいしさを実際に知ってもらうために、発売から3日間、「おむすび」は税込価格より30円、「寿司」「弁当」は税込価格より50円お得に購入できる売価引きを実施いたします。

 ファミリーマートは、お客様に『気軽にこころの豊かさ』を感じていただけるコンビニエンスストアになることを常に目指しております。お客様の「こころに響く」という考えをベースに、今回は、"コト・記憶・体験に訴える〜特別な記憶を思い起こさせる商品"というコンセプトのもと、商品開発を行っております。旅の醍醐味である"駅弁"風の商品を召し上がっていただくことにより、ちょっとした旅気分を気軽に感じてもらえればと思います。『気軽にこころの豊かさ』を感じていただけるように、今後も"ファミリーマートらしい"魅力ある商品を提供してまいります。
(略)
【参考】
<北九州駅弁当>
 1956年(昭和31年)9月に門司港駅構内営業株式会社と株式会社佳楽商店が合併してできた企業である。門司港駅構内営業株式会社は明治24年4月1日、当時の門司駅落成にあたり許可を受け、門司駅前において門司駅構内第2待合所の一隅に茶店を新設。旅客の為の食事、飲物、菓子等の販売に着手した。一方、株式会社佳楽商店は、明治39年4月に九州鉄道株式会社の承認にて創業しました、

<中央軒>
 1892年(明治25年)4月1日、九州鳥栖駅構内において弁当立売営業開始する。1913年(大正2年)、駅弁として、日本で最初に「かしわめし」の販売を開始して以来、脈々と引き継がれ、今日に至る。

個人的には東筑軒テラウマスなんですが、北九州駅弁当も中央軒も福岡ではメジャーな駅弁会社、いやあやっぱりかしわめし最強と思っている俺がいるわけで、いや森のいかめしも富山のますのすしもうまい、うまいんだけど弁当そのものに一番忠実なのはかしわめしだろうなあとか思ってますのでぜひこれは一度食して見たいところではあります.
ラインアップは「かしわめし」590円、「かしわ明太おむすび」430円等6品目で、期間を前後にわって3商品づつとなるようです.かしわで明太って、まんまですがな.
実際に駅弁がどうやって作られているかはともかくとして、駅弁のよさの一つがオートメーション化されてなさそうな、微妙に手作りっぽいさじ加減だと思っています.だからこそ、ふと長距離の列車に乗る前にはコンビニ弁当ではなく駅弁を買ってみたくなる訳です.あくまで日常のシステム化された流れの中で生み出される食品と、ちょっとそこからはずれたものの差でしょうかね.あともともと冷えることを前提に作っているだけあってたしかに美味しい、とかよく出来た食べ物だとは思うんですけど.
前も好評だった、ということですが、全国展開ですから全国の提携工場で製造する形になるんでしょう.そんななかでどういう風に手作り間を出していくのか、結構興味があるところです.しかし、壮年層をターゲットにしているというのはすこし意外でした.