銀河高原ビール


銀河高原ビール」(東京都中央区)の親会社、東日本ハウス盛岡市)は25日、来年4月をめどに銀河高原ビールを会社清算すると発表した。「銀河高原」ブランドのビールは生産量を大幅に減らしたうえで、東日本ハウスの関連会社が岩手県内で生産を続けるという。
正確には今では全国で作っているので地ビールとは違うんだけど、まだビールといえばサッポロやアサヒやそんなんしかなかったころ、本当に無かった1996年に颯爽と現れたのがこの銀河高原ビールでした.青い壜ってそのころからの仕様だよなあ、味は好き好きですが、瞬く間に人気になり、飲み屋などでもかなり入れづらかったという話で、スーパーなどに並ぶようになったのは結構後だと思います.今だったらネット直販という手もあるんですが、商品に特徴があったというのは強みだったのかなあ.

この銀河高原ビール株式会社、設立が2001年になっていますが、遡れば1996年に住宅施工会社の東日本ハウスの100%出資により設立された会社(現:東日本沢内総合開発)に遡ります。本社は沢内村・・・親会社の東日本ハウスといえば、けんじワールドやらホテルやらなんだかいろんなものを持ってる会社というイメージがあるんですけど、確かにその部分の有利子負債などが重荷になっていたみたいです.また、創業者(銀河高原ビールの創業者でもある)のワンマン経営とかいろいろあったみたいで、その絡みもあるんだろうなあ.
そう考えると、ビール事業で独立できなかったというのがうまくいかなかった原因なのかなあ.


当社「銀河高原ビール株式会社」は平成8年の創業以来、本場ドイツの酵母入りビールの創造に努めて参りました。その間、皆様方のご支援・ご協力を賜り営業を継続して参りました結果「銀河高原ビール」の認知度も向上し、増収で推移して参りました。しかしながら、近年のビール市場の変化、低価格商品の台頭、アルコール製品の多様化など当社にとりまして厳しい環境が続いておりました。このような中、平成13年に事業再編化の一環として会社分割を実施し、財務健全化のもと再起を図り、積極的な新商品展開やテレビCMなど販売展開を実施して参りましたが、依然当社を取り巻く環境は、厳しい状況にあり、営業成績は不本意な結果に終わっております。
 そこで当社では、今後の事業採算性及び東日本ハウスグループの方針を鑑み、苦渋の決断ながら東日本ハウス株式会社の全面的支援を受け当社事業を整理することに決定致しました。今後のビール事業につきましては、規模は大幅に縮小となりますがグループ内の東日本沢内総合開発株式会社(従来より銀河高原ビールOEM 生産)において、ブランドを継承し「銀河高原ビール」の製造販売を継続して参ります。
 これまで、当社を支えて下さいましたお客様、取引先様には感謝の念に絶えません。何卒、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げる次第です。
 末筆ながら皆様の末永いご発展を心より祈念しております。
多分銀行団とかの意思とかが多分に働いてるんだろうなあ.好きだっただけに、残念です.