そんなところあったんだ

市の北半分が全部海岸線の福岡市、まだベイサイドなんてのがあったんだ.


福岡市博多区の商業施設「ベイサイドプレイス博多埠頭(ふとう)」で、核テナントとして大型温浴施設「博多一番風呂」や飲食店「博多屋台街」などを運営していたベイサイドシティ(同区)が11日、福岡地裁に自己破産を申請した。ベイサイドプレイスは同社の進出を期に客足が戻りつつあったため、施設を所有する第三セクター「サン・ピア博多」の経営に影響が出る恐れもある。
補足すると、「ベイサイドプレイス博多埠頭」は、博多駅からまっすぐ伸びる大博通りの突き当たりにある港で、志賀島への市営渡船、壱岐対馬へのフェリーが発着しているあたりだったかしら.天神からも博多からも歩いて行くには離れすぎている、昔からぱっとしない場所だったんですけどね.その昔俺が物心つく前には、マリンタワーを中心に「博多パラダイス」なるレジャー施設があり、プールや遊園地なんかでにぎわっていたとか、ググって見て知ったのですが「博多パラダイス」って名前としては現存している(この「ベイサイドシティ」の経営)になっています.俺はたまに市営図書館に行っていた(現存せず)くらいしか記憶がないなあ.それくらい今一なところでした.大型商業施設などを誘致できなかったのが敗因なのかなあ.
とりあえず記事を見る限りではベイサイドシティが破綻にいたった原因は触れられておらず、第三セクターの運営状況が心配されているようですが、正直かなり難しいんじゃないかな?と思うんです.なんでここで経営する必要があるのか、そう考えることも必要なんじゃないかなあ.第三セクターって、逆に民間より撤退が容易なイメージがあるんですけど(まあ違うんだろうけど).

港湾部の再開発、というと商業施設を誘致して人を呼び込む、という手法が一般的なんですけど、そうそう大型商業施設が出来るわけじゃないよなあ、そりゃ賃料などをかなり安くして呼び込む、というのは可能でしょうが、「再開発してどうするのか」つう視点ってあんまりないような気がします.そこに人を呼び込むだけなのか、定住する人を増やすのか、港湾施設を増強するのか、いろんなアプローチがあると思うんですけどね.