長野の遠足は集団登山.

はたしてこのカテゴリに入れるかはどうかと思いますが、久々に懐かしいニュースを見たので.


 登山用ロープを正しく扱える教員がいる学校は3割余、風雨をしのぐツェルト(簡易テント)の携行も2割余―。県山岳総合センター(大町市)が県内の中学校に集団登山についてアンケート調査をしたところ、教員の技術や学校で用意する装備が十分でない実態が19日、明らかになった。集団登山は主に2年生の学年行事。同センターは、担当教員が毎年替わらざるを得ない事情も影響していると指摘し、シーズン本番を前に、より安全な登山のための態勢づくりを呼びかけている。
(略)
 県山岳総合センターの調査によると、2003年度は県内の国公私立197校のうち194校(98・5%)が登山を実施。7月中下旬に80・9%が集中した。80・4%が山小屋に1泊する行程で、行き先は北アルプス唐松岳(14・9%)、乗鞍岳(11・3%)、8ケ岳連峰・硫黄岳周辺(13・9%)、中ア・駒ケ岳(13・4%)など。急登が続く北ア・燕岳は92年度の31校から13校に減少、中アではロープウエー利用が増える傾向にある。
集団登山、といえば長野県の中学校のデフォルト.もう10年位前ですが、かの地で働いていた頃は毎日6時過ぎに中学校まで迎えに行って中房の急坂をBU10Kで駆け上がる、つうのを連日やってたもんです.燕岳も登ったことありますが、たしかに「日本三大バカ登り」
の一つに上げられるだけあってキツカッタデス.ええ.しかし、乗鞍は畳平までバスで入れるし、駒ケ岳はロープウェー.わざわざアルプスまで行く意味あるんかいな、とちょっと思った次第です.
しかし、この時代にこういう遠足つうにはちょっとハードな集団教育が残っているほうが貴重なのかいな.こういう機会は大事にして欲しいものです.確かに「それって教育?」とか、なんでも教育の名目をつけようとしているとか、ついていけない子はいけないのか、とかいろんな意見があるんでしょうけど、自分の住んでいる所が山々に囲まれた所だ、そういうのを認識するってええことではないかと.


よく読むと「教員のうち3割がロープを扱える」んじゃなくて「ロープを扱える」教員がいる学校が3割、ということなんですね.えらい多いと思った.