で、いよいよecute大宮.

あんまり時間がないので、手短に済ませて大宮駅にやってきました.そういやなんで駅ビルのLUMINEって、こんなにオフセットされた位置に建ってるんでしょう?おかげで本当になんにもない駅に見えたぞ.大宮って最近ではすっかり影が薄くなってしまいましたが、新幹線の始発駅になったくらいの(関係あるのか?)大都市なんですよね.

改札がえらくきれいになっています.そうか、なんだかもはや駅の常識を突き破ったエキナカecute大宮がオープンしたばかりなんですっけ.どうやら改札とかもそれにあわせて一新されたんですね.すげえ緩やかなカーブを描いた「改札口」の巨大なグリーンの看板がかっこいいです.
ついでに見てきましたよ、ecute大宮


街や都市が大きく変貌を遂げている現代に於いて、共に大きく変わりつつある、交通の結節点である駅というフィールド。当社では、その駅が持つポテンシャルを最大限に活かすべく、駅をご利用いただくお客さまを「旅客」と言う視点ではなく、カスタマー(顧客)コンシューマー(消費者)として捉えることで、改めて駅全体の環境空間や機能を見直し、駅構内開発小売業(エキナカマーケット)という新しいビジネスモデルを構築いたしました。
 そして、JR大宮駅の開業120周年(3月16日)を期して、その駅構内に新しいステーションライフを提案する商業空間『ecute大宮』を開業。個性溢れるショップが、同駅をご利用になるすべてのお客さまの毎日をサポートし、生活に楽しみとワクワク感をプラスします。
 運営は、株式会社JR東日本ステーションリテイリング(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:新井良亮)が行います。


いきなり有人改札口にはこんな「ecuteへは入場券が必要です」というPOP(?).そうか、改札内ですもんね.うーん、と思ってみてましたが、なるほど少しですがおられましたよ、入場券を買ってる人.まだオープンしたてだから、というのもあるんでしょうけど、単純にすげえ.2時間有効じゃなくてなんかパス販売したらいけるかもしれませんよ.
改札を入ると、まるっきりデパ地下をそのまま移植したような感じです.


とりあえず店舗一覧と構造は公式ページ(上記)を見ていただくとして、人工地盤でがっとコンコースを広げて、路地店とコーナーをうまい具合に組み合わせてあるんですね.まさかホームに下りる階段の横で試食のオネエサンがいるとは思いませんでしたよ.店もイカリスーパーからスイーツ、物販まで、どれもデパ地下に入っているような有名どころです.恐るべし東日本のリテイル能力、というか駅の集客能力.
もちろん飲食関係は明確にコーナー化されています.

そうだなあ、昔駅の中といえば立ち食いそばくらいしか・・・


いや、正直ここまでやるか?というくらい徹底していました.いろいろ鉄道サイドの面からの反対とか対立とかあっただろうにここまでまとめ上げてしまった企画能力はすごいんじゃないか?と思います.このような駅の形態はさらに進めていく意向のようで、まあよいか悪いかはいろんな面があるんだろうけど変わっていくんだろうなあと思います.
デパ地下にしろ、エキナカにしろ大手デベロッパーはやはり動きが素早いですよね.地権者、とか地元業者、とか様々な要素がないだけに、新しいもので1から10まできれいにくみ上げてしまいます.
いやそうなると駅の集客をどう街までひっぱってくるのか?ということも考えないといけないんでしょうね.