そうか、その部屋が一番ダサいのか。

国土コピペ省さんとこ経由、シブヤ経済新聞より。


10代に人気のインテリア・コーディネートについて聞いたところ、白井さんは「大きく分けて二通りあり、一つはインテリア業界ではミッドセンチュリーなどと呼ばれる、フィフティーズっぽい雰囲気のアメリカン・ポップ調。もう一つは、例えば木材などに色の濃いニスを塗ってわざと古く見せる加工を施す、レトロ調のコーディネート」だそうだ。市松模様の床のほか、壁に板を張り巡らして赤一色に塗るなど、アメリカン・ポップ調の改造は、特に賃貸マンションで生活している一人暮らしの大学生よりも、実家の一室を自分の居室として使っている高校生の方が規制もなく、とことん改造する傾向にあるそうだ。「とにかく、10代にとっては白い壁に明るい色目のフローリングの部屋が一番ダサイ、という意識が強い」と白井さん。
俺が10代中ごろに一番「ダサイ」部屋、というのはもちろん和室でした。和室の中に、雑然といつのだか分からない母親の箪笥とかが置かれていて、ツートンのふすま。ざっくりいったらのび太君の部屋のような感じで、高校生になったら大きな本棚にマンガががっと入っていて、カラーボックスにはアイワのCDミニコンポ、というのが一番ダサくて、でも標準的な部屋でした。明るい色目のフローリングの部屋なんて殆どなかったよなあ.あ、大学に入って下宿しだしたころには大分増えていたような気がしますが。逆に和室って最近なくなってきて、木村拓哉富士通PCのCMで継続的に出てきたり、世間に占めるポジションがだんだん変わってきたんでしょう。
ということで、ぱっと見て意外だった、でまあしばらく考えて納得したのが上の太字の部分(太字は当方編集)です。白い壁に明るい色目のフローリングというのはマンションで一番よく見るパターンですよね。10代については、社会で一番一般的なものをダサいとする、という状況については今も昔も同じなんだなあ、きっと。やだったもんなあ。