雪国では

先週の三連休、最初は青森の津軽鉄道にストーブ列車を乗りにor撮りに行こう、という話も出ていました。結局予定が合わなかったり風邪を引いたりで行かなかったのですが、どこかのブログで、まるで70年代の厳しい日本海沿いを走る旧型客車の普通列車のように、地吹雪にびっしり覆われた客車の姿が載っていました。行きたかったような、行ったら死んでたような.でも今年はまだ和カンジキをはいていません.気がつくと春の青春18きっぷの発売もアナウンスされましたし、このまま春になってしまうんでしょうか.ま、まずい・・・
ただ、今年は本当に雪が多いみたいですね.友人からのメールではじめて知ったんですが、新潟県の山間部を分け入るように走る只見線、もともと一日に数本しか列車の来ないローカル線なんですが、小出〜只見間は、2月に入ってずっと「積雪のため本日の運転を見合わせております」という状況が続いています.こんな例近年なかったんじゃないでしょうか.
今日も


只見線 運転見合わせ 2005年02月16日
只見線は、雪の影響で、小出〜只見駅間の上下線で終日運転を見合わせます。
このまま行くと一ヶ月丸々運休になったりしてしまうんでしょうか.
只見町は福島県南会津郡の一番新潟県よりの町です.とはいえ高速道路のある会津坂下まで60キロ、まあまあ大きい町で百貨店もある会津若松まで80キロ、人口5000人の小さな町です.町と外部との時刻表があるんですけど、まるで北海道の原野の町かしらコレは、というような本数です.確か去年は町唯一の診療所(朝日診療所)の唯一の常勤医が過労でダウンし、医者まで数十キロの町として有名になった記憶があります(ソース→福島民友新聞).何度か行ったことがあるんですが、駅を降りるとほんの何百メートルですが、家々が連なっていて商店なんかがぽつぽつとあるんですが、本当にひっそりとしていて誰もいなかった記憶があります.駅もただがらんと広くて、でもあまりに周囲から隔絶されているが故に駅員が常駐してるんじゃないかと思わせるくらいなにも無いところでした.数年前ですが、コンビニもスーパーも(本当にパパママストアくらいしか)なかった記憶が.
一応新潟とも峠を越えてつながっていた訳ですが、行き止まりになってしまったようです.鉄道に平行して国道252号線が走っているんですが、こちらのほうは只見の町から県境の六十里越えで、冬季通行止めになっています.つまり名実ともに行き止まり.
 只見町の中心部・只見の積雪は現在352cm、1月12日には豪雪対策本部が設置されています.なんかすごいなあ、雪国の人の苦労は実際南国生まれの俺にはわかんないんですが、大変だなあと事実をならべてみただけで思う訳です.

いや、単に雪国に遊びに行きたいのをかこつけてこんなことかいてるだけかもしれないんですけどね。我ながら.でもまあ、こういう風になんでも便利なものが集まる都会があり、そんなに遠くないところに、隣の町に行くにも苦労するような環境のところもある、効率だけでは推し量れない部分があるというのも一方では考えておかないといけないんでしょうね.
・・・しかし会社休んで特雪*1撮りに行きたいなあ・・・

*1:特別排雪列車.要はラッセル車