チョコレート記念日

2月の最大の人工催事がバレンタインデーになる訳です.
さて、どれくらいこのマーケットが大きいか、というのを探しているとずばりこんな統計がありました.

これをみると全体の販売額の1割強をこのバレンタインデーの時期(厳密にどの範囲なのか判りませんが、1月丸々ということはないでしょう)が担っているわけです.ググっていたらこんなページも見つけました.バレンタイン需要の回帰分析(F検定).
もちろんバレンタイン用途以外の通常の分も含まれるんでしょうが、ホワイトデーの需要をこの後セットで考えると、かなり大きいマーケットであることが分かります.チョコ単体だけではなく、グラシンペーパー、包装資材などの需要も大きいことが分かります(日本紙パルプ商事株式会社).
ちなみに去年のキーワードは「(自分への)ご褒美チョコ」だったんですけど、今年のキーワードは「友チョコ」なんだそうです.バレンタインデーと前後して大手のネスレは主力の"KitKat"の受験生をターゲットにした販促(http://www.breaktown.com/)を強化してますし(よく見たら受験生から「恋愛」だとか、どんどん話を広げていっているところを見ると「春」というキーワードでくくってあるんでしょうねえ)、市場戦略の副層化が進んでます.受験生対象の定番はココアだったのになあ.あれを仕掛けたのは森永乳業だっけな?
どこかに仕掛ける人がいて、どんどん市場が変わってゆきます.ちゃんと店はそれについていっているでしょうか.別に付いていかなくてもいいんですけど、漫然と何年も変わってないような商品が並んでいるようなお店を見ると、やっぱりなあと思う部分もありますよね.結果として各社の実力、というか能力が現れてくる場として面白いです.いまどきミニタオルと小さなキスチョコのセットなんて、出回っているのを見たこと無いんですが・・・・.子供のプレゼント交換にでも使うのかなあ.明日は、「売れ残り」の解体が待ってます.

とりあえず、仕事上は関係有りますが私生活では全然関係ない行事なので、近くのスーパーで売れ残りのちょっといいのを、値引される明日以降に買って帰ろうと思います.義理チョコすら、というのは考えない事にしておきます.あれって数だけあっても仕方がないですから(一部強がり).昔は「男女比1:30」というすさまじい職場だったので.で、その女性が年齢が10代から60代まで満遍なくいて、会社が複数またがってて、其々に力関係とラインがあって・・・・今考えたらすごい環境でした.もう義理チョコのお返しの順序と格差を間違えたりしたらもう.やっぱり平穏なのが一番です.