港区コミュニティバス ちぃばす

さて、南青山までとりに行かないといけないんだが、どうやって行ったものか.普通は三田線→神保町→半蔵門線なんだろうけど、意味も無く芝公園まで出てみました.意味も無く、ていうか一旦会社によって1分ほど用事を済ませて、そのまま田町からバスで六本木ヒルズ経由で向かう事にします.

去年の秋から港区のコミュニティバスちぃばす」が運行していて、ためしに乗ってどこかにいけないかな?と考えたのです.このバス、どこでどうPRしてるのか分かりませんが、ある日会社の辺りで昼休みぶらぶらしていたらいきなり鉢合わせして初めて知りました.その辺の路地からひょい、と出てきたんです.

フジエクスプレス 公式サイト
「ちいバス」の概要は上の公式サイトを見ていただければ分かると思いますが、六本木ヒルズを中心にして区内を二つのルートで運行されているコミュニティバス、運行は富士急系のフジエクスプレスが受託しています.運賃は100円、コミュニティバスにしては15〜20分ヘッドというすごい頻度で走っています。さすが大都会.


田町駅には立派なポール.
液晶モニタがあっちにもこっちにも.
駅で待つことしばし、やってきたのはCNGの新車のリエッセです.乗ってみると、運賃表示機があるはずの場所と運転席背面に大きな液晶モニタ、運賃表示機の上にも液晶モニタ.豪華仕様です.数分おいて、数人の乗客と共に発車.駅をぐるっと廻ります.

本当に100メートルくらいしかないんじゃ、というくらい
駅を出てこまめに乗客を拾って行きます。とにかく田町駅あたり、バス停の間隔がとにかく狭いのです.「三田線三田駅前」の次が「浅草線三田駅前」だったり、確かにお年寄りの乗客も結構見ますし、公共施設があればそこにバス停を置いているような感じで、柔軟な対応を可能にしている様子.

芝三丁目
こんな感じの道も
都心なんでそんなに狭隘区間も無いんですが、芝のあたりではちょろっと路地に入っていきます。一方通行循環なんですが、このあたりは道端に子供の自転車が一杯とめてあったりして、まだ街の息遣いを感じさせてくれる場所です.
あとは相変わらずこまめに止まりながら30分ほど走って六本木ヒルズ内のバスベイに入ってゆきます.いつの間にか車内は若干立ち客まで出ています.

実は初めて六本木ヒルズ見たんですけど、なんだかなあこりゃ.とりあえずお客さんが一杯.
ただ、今日は先を急ぐ用事があるので、そのまま乗換.次は赤坂ルートで青山一丁目駅前まで移動します.こっちは乗客が少なめ、時間の関係もあるんでしょうが、数人が乗ったり降りたりという状況が続きます.15分ほどで青山一丁目
ここで下車.さらに乗客を拾ってバスは左折、六本木ヒルズのほうに帰ってゆきました.

コミュニティバスというものの意義は場所によっていろいろでしょうが、ここ港区のちぃばすは一般の需要に支えられてるといった感じでした.平日はどうなのかちょっと分かりませんが、大人・子供同運賃というのがキーになるのかもしれません.あと、駅のある田町〜六本木線にくらべて、区内をくるっと廻るだけの六本木〜青山線は苦しそうです.区域を越えた運行が可能なら便利なんですが、福祉とどう釣り合いを取っていくのかが難しいのかしら.