囲い込み競争、さらに激化へ


家電量販店のビックカメラ20日、買い物代金の決済手段に、東日本旅客鉄道JR東日本)の電子マネー機能付きIC乗車カード「スイカ」を導入した。家電小売業界でスイカを利用できるようにしたのは初めて。
(中略) まず有楽町店で導入し、他17店舗も2005年度中に順次使えるようにする。レジにはスイカの読み取り機を設置。現金やデビットカードでの支払いと同様、通常10%のポイントが付く。スイカのカード残額は上限2万円のため、「高額の商品ではなく、小物を買うのに便利」(ビックカメラ広報)とみている。
JRの中で、鉄道単体での経営状況が比較的によかった故にリテイルミックスが他社に比べて遅れていた感のあるJR東日本だが、この1・2年で急速に進出を強めている.もちろんキーは「エキナカ」とこのICカード、スイカのマネー機能.なんかEDDYとかずいぶん影が薄くなってきた感があるんですが.今回、さらにスイカのネットワークを強めたいJRと有楽町店の旗艦店化をいっそう強めたいビックカメラの思惑が一致した形になって、スイカの利用が可能になった訳だ.
確かに有楽町店の利用者の多くはJR利用、また他店に比べて会社帰りのサラリーマンが多い=スイカ定期などを持っている可能性が大変高いという訳やね.確かに高額の買い物が出来ないのはちょっとアレだが、よく考えたら大半は困らないよな.

ただ、今のところカード相互の乗入ができないので、小売店としては投資が躊躇われるところもある.レジ周りももう限界、つうところも多いはず.
コレに対してITmediaのこの記事.


小型のリーダー/ライターを購入するだけで、簡易にポイントカードやプリペイド電子マネーシステムを導入できるサービスが登場。端末は5万円からと安価で、おサイフケータイにも対応する。
去年末の記事なんだが、その端末の安さにびっくり.100台入れても500万か・・・.ちなみにちょっとググって見てもスイカ端末の値段は分からなかったが、数十万という話も聞いたことがある.台数を考えると、ちょっとざっとは入れれない金額だなあ.
店に入れるときにはどっちにするのか、また安い端末がないのか・・・いろいろ考えどころ.