まだ続いていたんですか


戦後児童文学最大のベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ(ポプラ社)が来月2日発売の「ズッコケ三人組の卒業式」で50巻を迎え、完結する。27年間書き続けた、著者の那須正幹(まさもと)さん(62)は「3人の卒業式を迎えられてほっとしている」と話している。
なんと、まだ続いていたんですか.確かにたまに本屋の児童書コーナーにいると、相変わらず懐かしい版形の本が並んでいて、しかもしょっちゅう震撼になって入れ替わっていたのは知ってたんですが、本当に延々と続いていたとは知らなかった.
本好きの子供だったので、小学校3年くらいのときに初めて読んだんじゃないかなあ、そうするともう20年以上も前ということで、ほぼ同時代から続く作品なんだなあ、と思うと改めて圧倒されるのです.(中にはグイン=サーガみたいに100巻、なんてのもあるが)ていうか35歳のときから延々と同じトーンで作品を作り続ける、ってどんなもん?俺には想像つきません.
一時期ドラマ化されてたりもしたが、あまりぱっとしなかったのかその後続編が出ることも、映画化されることも、毎年それが続けられることも、2冊売りになることも、午前0時売りなんかされることもなく淡々と毎年出続けたズッコケ三人組、偉大だ.偉大すぎる.

さて、世界最長の児童文学ってなんだろう?
それにしても、社会の状況を反映しているという最近の作品もちょっと読んでみたいような気がする.文庫版になんねえかなあ.