♪ちゃ、らーん、こん平でーす♪

日曜日といえば笑点。俺的には前半の「ああ、こんな人いたねえ」つう人ばっかり出てくる漫談コーナーがすきなんだが、世間一般に言えば「笑点」といえば「大喜利」というのははずせないところだ。
で、その大喜利の挨拶、誰もが知っている林家こん平師匠の挨拶がおなじみの「♪故郷ちゃーざわ村のみなさん、おげんきですか〜 ちゃらーん、こん平でーす♪」。
中学校のころ気になって、いちどこの「ちゃーざわ村」つうのを調べてみたことがある。しかし時代はまだインターネットなんぞない時代(一般的には)、地図でささっとみて「そんな村はない」という結論になってしまった。きっとお米を愛し、日本酒を愛し、田園風景を愛するこん平師匠が作った架空の村、いつまでも古き良き日本の田園風景が引き継がれる村、それがちゃーざわ村、ということで俺の中では終わってたんだけど、15年ぶりに地震関係をあたっていてたどり着いた。ていうかすぐ見つかった。やっぱりネットは偉大だな。


チャーザー村
こん平さんの出身地。
新潟県刈羽(かりわ)郡千谷沢(ちやざわ)村大字(おおあざ)千谷沢字千谷沢(現 刈羽郡小国町大字千谷沢)これこそがあの有名なチャーザー村の正式な地名。
・・・あったのね。
千谷沢村は1957年の昭和の大合併で、越路町と小国町に川を境界にして分割併合され、その名を失っていた。で、長岡地域合併協議会によると、一応今回の平成の大合併長岡市に合併されることを「目指している」様だがあんまり前進しているという情報は見られなかったので、まあぼちぼち、果たして間に合うのか?といったところなんだろう。
地方自治体を減らす、というのには一長一短があり、一概に論じるほどの知識も持ち合わせてないのでここでは論じない(でもどこまでいっても山深いのに市、ってのはやっぱり違和感あったね。特に飛騨市静岡市。ちょっと君ら大きすぎないかい?)んだが、住んでいる人にとってそこに愛着を持ち続けられる一つの支えみたいになっているんじゃなかろうか?と思う。田舎だったら、やっぱり有力な就職先に役場があったりする訳で、いつまでもそういう村落共同体のような閉鎖的な社会がいいとは言わないけど、その地域で役場があったりして、あんまり移動しなくても一つの社会を完結できるというのは一つの進むべき方向でもある。ま役場だけ残っても、例えば商圏はどんどん広域化してるのが現状だしどっちが実情にあってるのよ?というところはあるが。
ちなみに千谷沢村、こんなところらしい。

かなり古い情報も混じっているが、そこまで山奥ということもなく、しかし長閑な田園風景が広がっている。今となっては此処だけで一つの村という公的なものだったというのが信じられないくらいだが、そういう地域の枠があった、ということを覚えておけるようななにかがあってもいいなあ。
ちなみに、今回の地震でこの小国町も被害を受けている(公式サイト).一日も早い復旧をお祈りいたしております.
また、こん平師匠はといえば、


こん平は今年5月ごろから声が出にくくなり、薬を飲みながら仕事を続けていたが、検査のため8月下旬に入院。のどの使い過ぎが原因で声帯に小さな固い突起物ができる「声帯結節」と診断された。安静のため1カ月ほど入院の予定。
このため昭和41年の第1回から無欠勤で出演していた日本テレビ系の演芸番組「笑点」を、4日収録分(12日放送分)から4回程度休演するという。
9月から入院されており、当初は一ヶ月くらいということだったが復帰がのびのびになられている。こちらのほうも一刻も早い回復をお祈りいたしております。

昨日ふとテレビをつけると、また地震のニュースをやっていた。
ただ、一つ違ったのは何回か最近いったことのあった、身近な場所だったこと。越後田沢(飯山線)の駅前だな、古いもうやってるのかやってないのかわからないような古い商店が何件か並ぶ風景、駅前にはいつも自転車が数台あって、いついっても人の気配のない小さな駅前。駅前から山に向けて信じられないような細い国道が曲がっていって、国道標識に驚いた駅前。
その駅前で何件かの住宅がきれいに倒壊していた。あのタバコ屋の自動販売機で煙草買ったなあ、とかぼんやりと思い出してみる。なんでも駅前の中里村役場も半壊の被害を受けたということ。