大手町ミュージアムってどこなんだよ。

タイトルだけを読んでだまされた。


東京・大手町の都営地下鉄三田線大手町駅を美術館に見立て、壁面を写真や絵画で彩る「読売新聞・大手町ミュージアム」(協力・セイコーエプソン)の第3期工事が終わり、15日、除幕式が行われた。
ミュージアムは2002年7月にオープン。長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督の写真などが飾られている。
今回は、改札口外側の通路の壁に、「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」など、スタジオジブリ制作の映画の背景画31点がお目見え。ジブリ作品を手掛けるアニメーション美術家男鹿和雄さんの風景画26点も展示した。
緑豊かな森林や田園の風景を見て、横浜市の菅原達雄さん(75)は「暑い中、さわやかな気分になりますね」と話していた。
大手町ミュージアムって、大手町駅の狭くて暗いコンコース通路のことでしょうかな。そこに絵を印刷(EPSONですから、ラッピングバスの要領ではないかと)した、と。それをミュージアムというのはいかがなものかと思うが、もしそれで本当に何か癒されるのならいいとしよう。ホームから外に出るときっとうだるようにあついんだろうが、ほとんどの人は何らかのビルの中にそのまま入るのだろうから、「さわやかな気分」が持続する、ということで。いや、三田線の連絡通路ってすんごい暑かった様な気がするけど。
ちなみに大手町の駅構内は全面読売ジャイアンツとか新聞とかとにかく読売をイメージしたラッピングに覆われていて、ついでに駅名も「大手町」の下に(読売新聞本社前)という広告看板がひっついている。というわけで、この記事は「ウチの会社の大手町駅に絵を描いてみました」というのが正解だろいう。ちなみに、この様に駅全面を広告にしてしまう(柱周り、壁回りに加えてホームドアまで使えて便利だ)この手法、三田線では何駅かで見られる(出版社だったり製薬会社だったりするけど)のだが、広告料ってどんなもんなんだろうか。三田線だけに安いのだろうか。そもそも一社で駅全体の広告をまかなえてしまうあたり、大体の想像はつくが。
巨額の赤字を抱える都営地下鉄の増収策としては評価するが、まだいくつか残っている昭和の風情のこる駅までやってほしくないなあ、と思う。

しかしなんでジブリなの?